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2018.01.28

香山リカ 「さよなら、母娘ストレス」

年末年始で読んだ本のひとつ
「さよなら、母娘ストレス」 (香山リカ)を紹介します。


沢山出版されている母娘問題を扱った本や
研究などを引用しながら「母が娘を脅す理由」についてなど
母親の心理や視点についても詳しく解説されています。

親が子供に対して感じる分離不安は、息子でも娘でも起きるが
息子は乳児時代から自分が思うように育て上げた
『理想の異性』であり、自分とは異質なもの。
だから自分の意思を持つようになり、変わっていくのは当然と思える。

しかし、娘の場合は同姓だからこその
「私はあなたのことをよく知っている」という親密さがあり
それは、娘がいくつになっても消えることはない。

分離不安を抱えている母親は、娘を「私から離れると大変なことになる」と
無言のうちに脅すし、娘は「私を捨てないで」とすがるようになる。

娘は自分の人生を歩もうとしても、不安でいっぱいの表情の母親を見て
母親を置き去りにするのは悪いことではないか、と罪悪感を抱いてしまう。
母娘関係は依存関係になりやすく「母娘カプセル」化して娘の自立を妨げる。


母も娘も元気なうちに「いい娘」を卒業して、母との距離をしっかり置くこと
自分の人生は自分で決める、という言葉と姿勢を手放さないことが大事、と筆者は言う。

そして、「母娘ストレス」の対処法として
イメージの書き換え、というものが紹介されている。
親がもっとこうだったらよかったのに、と考えることが
自分の中にある母親像を上書きしていう、というものである。

そう、昔のことを母親にぶつけてみたところで
「もう覚えていない」と言われればそれ以上何も出来ない。

娘が、あきらめる、あきれ果てるようになっても、
相手に変わってもらいたい、と思ったままでいるのは辛い。

それよりも、理想の母親をイメージすることで
実際の母親からの言葉を真に受けず、やり過ごしていけたりする。

自分の中にいる母親(内在化した母親)を変えていけば自分の何かが変わり
母親にも影響を与えるかもしれない。

娘側が変わるために出来ることとして

①母親に怒りをもつ、好意を持てないことを「悪い」とは思わない
②母の呪文におびえない
③すこしくらい揺れ動くのは仕方ない
④それでもつらければイメージの書き換え
⑤介護のときは割り切って(P187~189)とあって

怒りを抱えたままにせず、人生を再スタート出来るとか。


2018年は、新しい年。
いい一年にしましょう!!!

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