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2016.10.31

岡田尊司「脳内汚染」

Nounai_2何気なく読み始めたのですが、読んでいくうちに、背筋が凍る思いがしました。

攻撃的なゲームやテレビなど、刺激の強い映像を小さい時から浴び続けることが、
脳の前頭前野の発達を妨げ、人間として共感性の欠如など、正常な発達を妨げることになり、
それを脳内汚染と表現しています。怖いのは麻薬やお酒のように依存してしまうこと。

簡単に決めつける事は出来ないけど、鬱のような病や自殺、凶悪犯罪は、
巨大メデイア産業が生み出す、仮想現実への耽溺が原因の1つになっている事は確かだと、
掲載された多くのデータからも分かります。

著者いわく、今世界で起きている事態は未開の地に宇宙からやってきた新型ウィルスが瞬く間に世界を席巻し、
人々を冒しているさまに酷似している、とか。

大学で、コミュニケーションに苦手意識を持ち、引きこもったり、
就職活動までたどり着かない学生と度々出会います。
特に男の子に多いようですが、刺激の強いメデイアが身近に当たり前にある生活で育ち、
ゲームを何時間も続けるような生活が全く関係無いとは言えないと思います。

この本は約10年前に単行本で出版され、文庫化してるのですが、
ここ最近耳にする凶悪犯罪の手口は驚くような物もあります。

特に小さいお子さんを育てていらっしゃる方には読んで頂きたい、と思いました。

脳内汚染 (文春文庫)

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