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November 24, 2015

2015.11.24

秋山虔先生のこと

1511hounenn_2少々訳がありまして、ブログをお休みしていました。
全く更新しないのに、見に来て下さっていた方、ありがとうございます。

半年ぶりにここに書きたいと思ったのは
大学時代の恩師が亡くなり、とても悲しい気持ちが溢れているからです。

源氏物語研究の第一人者、秋山虔先生は、とても素晴らしい先生でした。
愛子さまが誕生した際には、「勘申者」の一人として名前と称号の命名案を天皇に上申されたそうです。
私などが教えを受けるには、もったいないような先生でしたが
東大を退官された後に、私の母校で教鞭を取っていらっしゃいました。

1511otiba高校時代に国語の先生の影響を受け
大学では源氏物語を勉強したい、と漠然と思ってはいましたが、
先生のことは何も知らず、たまたま入った学校に先生がいらっしゃいました。
本当に運が良かったな、、とつくづく思います。

先生を交えて、2度、学科で京都に旅したこと、
紫綬褒章受賞された時は、ゼミ仲間と金沢文庫に一日遠足に行き
記念品を差し上げたこと。ゼミ幹事だったので、特に思い出深いことも沢山あります。

卒業してからも、学祭の時には先生と仲間と大学で集まったりもしました。
3年前に歴代のゼミ生が集まって先生の米寿のお祝いをし、
それをきっかけに、去年と一昨年の秋には先生のお仕事場に
同級生たちと集まったのですが、お会いしておいて良かったです。

1511toudai京都で寂庵を訪れ、瀬戸内寂聴さんに
「あなた方は自他共に認める光源氏のような先生に教えてを受けて
本当に幸せよね」と言われたぐらい、ダンディでとても素敵な先生でした。


研究では容赦しない追及に、泣き出す人も多かったと聞くのですが
私の中ではそれほど厳しかった思い出はありません。
先生ご自身が、第二の職場?であったこと、娘ぐらいの年齢の私たちに対して
手加減?されていたのかもしれませんし、ご年齢のこともあったのかもしれません。

先週、久しぶりに京都に旅行し、先生のことを思い出していたところでした。

先生の本を、これを機会に読み直してみようと思います。
学生時代と今とでは感じ方も随分変わるのだろう、新鮮に感じられることも
あるのではないでしょうか。
そして、仲間とも集まって先生の思い出を語り合いたいです。

(11月25日追記)
昨日24日にお通夜に行きました。
満月に近い明るい月が輝き、黄色く色づいた銀杏と、紅葉した桜の葉が舞う
美しい夜に、先生にお別れのご挨拶をしました。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

(写真は、今年の11月12日~14日で京都を訪れた時のものです。
法然院、東福寺などです)

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