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July 10, 2014

2014.07.10

「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」小倉広


Ad_4アドラー心理学がブームで、雑誌の特集に組まれたりしています。
何冊か読みましたが、この本は読みやすく解りやすいです。

「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」

アドラーはユングやフロイトと並び、
現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した
ウィーンの精神科医、心理学者です。

アドラーという名前、余り聞いたことの無い人も多いでしょうし
私も知りませんでした。
でも、多くの心理学者がアドラーに影響を受けたことは確かなようです。


アドラー心理学の本で最初に読んだ本は「勇気づけの心理学」(岩井俊憲著)
「ほめる」ことと「勇気付け」の違いについて知り目からウロコでした。

実は、以前から「ほめる」時に少し違和感を感じることがありました。
「ほめる」時は具体的にほめる、というコツを
アサーティブコミュニケーションで勉強して、実践しても
なんとなく取って付けたようになることもありました。
口先だけでほめているわけではなく、心からそう思っていたとしても、でした。

なぜだろう、私は「ほめられる」経験が少なかったからなのかな
と思っていました。

しかし岩井さんの本を読んで「ほめる」ことは上から目線の行為であり
ご褒美として上から下に与える態度になりがちだということ、だから
「ほめる」ことに抵抗を感じていたのかな、と気付きました。


アドラー心理学では、「勇気付け」は横から目線の行為なので、
困難に立ち向かう活力を相手に与えることが出来るとしています。

私のアドラー心理学の興味は「ほめる」VS「勇気づけ」から始まりました。

この「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」は、組織人事コンサルタントである小倉氏が
アドラーの言葉を取り上げて、一つ一つ解説を加えています。
心に響く言葉が沢山ありますが、特に
心に留まった言葉をいくつか挙げてみます。

・人は過去に縛られているわけではない。
 あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。
 過去の原因は「解説」になっても「解決」にはならないだろう。(6)


・健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる
 不健全な人は、相手を操作し、変えようとする(8)


・「やる気がなくなった」のではない「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。
 「変われない」のではない「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。(9)


・あなたのために他人がいるわけではない。
 「○○してくれない」という悩みは
 自分のことしか考えていない何よりの証拠である。(43)


・自分だけでなく、仲間の利益を大切にすること
 受け取るより多く、相手に与えること。
 幸福になる唯一の道である(66)


・誰かが始めなくてはならない。
 見返りが一切なくても、誰も認めてくれなくても、
 「あなたから」始めるのだ。(67)


・「自分が役立っている」と実感するのに、
 相手から感謝されることや、ほめられることは不要である。
 貢献感は「自己満足」でいいのだ。(78)


・行動に問題があるとしても、
 その背後にある動機や目的は 必ずや善である(96)


・陰口を言われても、嫌われても あなたが気にすることはない。
 「相手があなたをどう感じるか」は相手の課題なのだから。(100)

最後の言葉は、話題の本「嫌われる勇気」
で有名になった(?)「課題の分離」という対人関係の基本原則です。
この原則を理解して、自分の苦しみは
相手の課題に踏み込んでいたからだとわかり
心が少し楽になりました。

小倉氏の解説も解りやすく考えさせる文章だと思います。。
以前、この記事にも書いた哲学者アランの言葉
「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである」という言葉も
取り上げられていました。(95)


図書館で借りて読みましたが、購入してしまった!


子育てのヒントになりそうな言葉も沢山あるので
子育て中の方にもかなり参考になると思います。wink

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