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December 26, 2013

2013.12.26

「私”はなぜカウンセリングを受けたのか―いい人、やめた!」母と娘の挑戦」 東ちづる

昨日仕事納めをして、今日から冬休みです。
やりたいことが沢山あるけど、書きたいことが溜まっているブログの更新もその一つ。

Azuma


“私”はなぜカウンセリングを受けたのか―「いい人、やめた!」母と娘の挑戦


東ちづるさんが、自分のことをAC(アダルトチルドレン)だと公表したのは
もう随分前のことになりますが、その頃私は自分自身の事と重ねながらも
詳しいことを知らずにいました。

そして最近、図書館でこの本を見つけ、興味深く読みました。

2002年に発行された時には、まだまだACと言う言葉も今ほど一般的では
なかったかもしれない。でも母と娘の葛藤については考える人は増えているみたいですよね。

この本には、東さんがお母さんと共にカウンセリングを12回継続して受け、
そのうち9回分の記録がおさめられています。
そしてカウンセリングを行った、長谷川博一先生の解説も書かれている。
母娘、そしてカウンセラーの3者の視点を知ることが出来る良い本です。

読み進めながら、東さんの体験が私自身の体験と似ている所も沢山あって驚きました。
同じだ同じだ・・という感じ。


例えば、お酒を飲む父親と自分との関係。
また、小学生の時、母親から言われた言葉に、矛盾を感じていたこと。
小学校の先生に「尊敬する人は?」と聞かれて「身内は尊敬する人ではない」と思ったこと。

東さんも、よい成績を取って優等生で、良い子だったんですよね。
私もその傾向はとても強かった。でも、東さんは優等生で良い子でも
お母さんにちゃんと反論していたところもあるみたい。
私は反論出来ずに黙っていたことも多かった、ような気がする。

「子供のくせに」という言葉は、権威を振りかざした言葉、なんですね。
私は反論や意見を言うと、抑えられていたり、認めてもらえなかった部分が多かった。

私自身、そういう目で、若い人や子供を見ることがあるのは認める。
幼い頃からの刷り込みがあるのかもしれない。

東さんのお母さんが、夫(東さんのお父さん)とどのような夫婦関係を築いていたか、
また、お母さんやお父さんの生まれ育った環境について、などなど、東さんを中心にした家族
それぞれがどんな問題を抱えながら生きて来たかも想像出来ます。

人は誰でも、何かしらの問題を抱えながら生きていると思う。
何もない人などいないと思うけれど、
でも、自分自身が生き憎さを感じたり、
また、家族の誰かが精神的病を発したりすることがある。
また子育てで、自分の子供時代に向き合う必要が出ることもある。

そうなると、そこに向き合っていかざるを得ない。
そうする時期が来てしまったのだから、仕方がないとも言えるかな。


私自身は、夫との関係がとっても悪くなったこと
自分自身の苦しさをどうにかしたかったこと、そこがきっかけだった。


東さんは自分自身に向き合い、そしてお母さんにも変わってほしいと願い
一緒にカウンセリングを受けた。
自分が封印してきた過去、思い出したくないい苦しみ、
パンドラの箱を開けてしまうことにもなるのに
そこに取り組んでいく姿が素晴らしい。

全てのカウセリングが終わってから、お母さんと小さなワインバーで乾杯した。
その時に、お母さんは東さんに「私があんな育て方しなかったら、
あなたたちにも違う人生があったねえ。悪いことをしたと思ってね」と
謝りの言葉を口にした。その時に、東さんは「ああそうか、私は母にこうして
謝ってもらいたかったのだ、と自分の本当の気持ちが解ったような気がした」と言う。(P253)

そう言えば母親が、娘に謝るというシーン。
今年の人気ドラマ「あまちゃん」でも、小泉今日子演じる娘が、
野際陽子演じる、母親に謝ってもらって
「そうか、私謝ってもらいたかったんだ、すーっとした」と
言うシーンがあり、前半のハイライトになっていた。

あのシーンを、私は総集編で母親と見ていたけれど
そのシーンの直前で、母はトイレに立ち、私と一緒に見ることを避けた。

自分の非を認めて謝る、これは自分自身の嫌な過去を認めないといけないわけだし
人によってはハードルが高い。私の母はそれを避けたのかな、
仕方ないなと思う・・。
私の人生の中では「母親に変わってもらおう、謝ってもらおう」という期待はないのだけれど。
謝ってもらわなくても、許せないといけないな、と今は思っている。
許しは、少しづつ、、ですね。


親と子、母と娘、100組いたら100通りの苦しみや、事情があるのだと思うけれど
苦しみも、こういう本を読んでいくことで、理由が解っていく。
だから、親子関係、母娘関係などに疑問を感じたり、悩んだりしている人には
非常に参考になる本だと思います。


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