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2013.09.04

オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より  岡田斗司夫

Otakuオタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より  岡田斗司夫


新聞や雑誌の人生相談を読むのが好きです。
回答者はどんな風に回答するのだろう、と興味深いから。
朝日新聞の「悩みのるつぼ」は特に毎週楽しみに読んでいます。


この本はその「悩みのるつぼ」の回答者の一人である岡田斗司夫氏が、どのように相談
内容を分析、思考し回答を導き出すのかを知る事が出来る、とても面白い本です。


他の回答者と違う「自分のオリジナルのポジション」を作るためにどんな目標を立てたか、に始まり、回答に至る思考プロセスが丁寧に説明されています。


なるほど~と唸ってしまう箇所がいくつもありますが、普段キャリアカウンセリングを
している身として特に参考になったのは、

apple「悩み相談の答えは二人で見つければいい」
「すぐに解決策を考えるな」
「人から悩みを打ち開けられたら、同時に『当時の自分の悩み』にも回答するつもりで考える」
「なぜ私は相談に答えるのか、それは自分自身に引っかかっている『心のしこり』を溶かすため」などなどです。

************
なぜみんなは、そんなにさっさと解決策を言いたがるのでしょうか?
それは実は、自分の中に未解決な問題があって、それが解決できていないからです。
だから、人間というのは安心したがるあまり、手近な解決策を言いたがる。
次に共感して「あなたも大変ね」と言おうとも、やっぱりそれでも自分の中の問題というのは
解決していないんです。
************(P248)

************
僕は彼女の悩みに答えられない。
でも、今の僕は彼女の問題に答えることで、少しだけ「かつての自分」が楽になる。
彼女も、数年後かもっと先、同じような悩みを後輩か、ひょっとしたら彼女自身の子供から
打ち明けられた時、やっぱり答えられなくて解決できなくて悩むだろう。
でもその瞬間、彼女自身の心はほんの少しだけ軽くなる。

問題は解決できないし、回答もない。
でも、「なんとかしてあげたい」というパワーだけは伝えることができるんだ。
僕たち人間は「他人の苦悩」で、自分の悩みやつらさを少しだけ薄めることの出来る、
そんな罪深い存在だ。

罪をなくすことなんて、出来ない。解放される方法もない。
でも生きていかなくちゃならないし、答えられない問いにも答えるしかない。
「つらいよね、わかるよ。僕たちもつらかった。でも言ってくれてよかったよ。
相談してくれて、ありがとう」と。
ほんの少しでも救われたのは僕だ。僕たちだ。
*************(P278,279)

本当にそうだなあ~と思います。
「悩みを聴かせてくれて、ありがとう」私も常にその気持ちを忘れないでいたいです。E:confident]


相談者からの、朝日新聞に寄せられた後日談やお礼のメールも掲載されていて
心を動かされます。
相談者ご本人にもやっぱり役に立っているのですね。shine


相談業務についている人にも、そうでない人にも
とても面白くて、為になる1冊です。good

PS しかし図書館で借りたこの本を、ブックカバーもせずに
電車の中で読んでいたら、周囲の人の視線を感じました(苦笑)coldsweats01

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