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2012.09.11

「ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより」 9/8(土)マチネ

Dll「ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより」を見て来ました。
有名なアメリカ文学の「足ながおじさん」を、
ミュージカルではとても珍しい二人芝居、として日本での初演です。

ヒロイン、ジルージャ役は、レミゼラブルでエポニーヌを演じていた坂本真綾さん。
ジルージャに惹かれる、若き紳士(決して年配のおじさん=おじいさん、ではない (笑))ジャーヴィス役に井上芳雄君。

二人芝居のミュージカルで、舞台装置も大きく変わることが無く
俳優さんが出ずっぱりで、たまにどちらかの場所が暗転するだけ。
すごくボリュームのあるセリフの量に、改めて「俳優さんって大変な職業だなぁ」と思ってしまいました。

1幕の最初辺りは、少々単調さもあって眠気が襲う場面もあったのですが
後半はとても惹きこまれ、ジルージャのせつない気持ちとストーリー展開にドキドキしました。
というのも、この物語のストーリーは、ミステリーみたいなところがあるから
いつ、全てが明らかになるのか、目が離せない感じなのです。

楽曲はとても現代的。古いミュージカルかと思っていたけれど、実は新しい作品なのですね。
レミゼやキャンディード、ジェーンエアの演出で有名な、ジョンケアードが演出し
楽曲もジェーンエアを作曲した、ポール・ゴードン。 魅力的な耳に残る曲ばかりでした。

とにかく、ジルージャ役の坂本さんが、いじらしくて健気でかわいくて役にぴったり。
歌も演技も上手で。ジルージャが女性として成長していく姿もよく表現されていて良かったです。

でも本当にこの役は大変だったようです。
ネットで色々読んでたら、書斎から出られない井上君が、書斎で歌っている間に
舞台上の暗転している場所で、1人で沢山の箱をあれこれ動かして、セットをチェンジしている。セリフ量と歌だけでも大変そうなのに、スタッフが全く舞台に出て来ず、セットチェンジを1人でこなしているそう。

本当に大変そうだけれど、そのお陰で
一つの舞台セットなのに、大学の寮や、休暇を過ごす農場、ニューヨークetc・・・と転じ
ていくのが面白かった。左右にある大きな窓の照明が効果的だったり。
ジルージャが舞台上で衣裳を次々と変えていくところも、楽しかったです。

「チャリティ」を歌うところや、いつジルージャに告白するかを悩むところなど
井上君の豊かな表情にも心打たれました。小さな劇場(クリエ)ということもあるし
お化粧がとてもナチュラルで、囁くような声で歌う楽曲も多く、
大劇場で感じる井上君の魅力とはまた違う魅力を、改めて感じることが出来ました。

このミュージカル、新潟、大分、大阪、福岡と回るようです。
とても魅力的なミュージカルなので、お薦めです。

http://www.tohostage.com/ashinaga/index.html

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