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2011.06.07

『エリザベート』読本

Eriza_2先日図書館で、ミュージカル「エリザベート」ファンにとって、興味深い本を発見しました。

『エリザベート』読本―ウィーンから日本へという本ですが、著者の渡辺諒氏は、専門がフランス現代思想の早稲田大学の教授で、歌舞伎、文楽、宝塚まで舞台の魅力に取りつかれている方だとか。

「エリザベート」というミュージカルを、歴史的な側面はもちろん
ウィーン版エッセン版、宝塚版、東宝版、と詳しく比較し
その違いを分析し「エリザベート」ファンが
納得出来る、なかなか深い解説がされている本です。

去年(2010年8月~)に5度目の東宝版エリザベートが上演されて
秋に刊行されているので、最近の宝塚版や東宝版についても取り上げているし
小池修一郎の他の演出の作品や、他のミュージカルも比較に出してたりしるので
読んでて面白いです。

私も宝塚版初演(1996年)に、宝塚に住んでいて
一路さんの退団公演で初めてエリザベートを観劇。
今まで見た事のない変わったミュージカルだけれど、
音楽と言い作風と言い、なかなか面白いなあ~と思ったのでした。

その後東宝版初演(2000年)を見て、山口トートにはまってしまったわけですが
ヨーロッパでも、日本でも、再演されるたびに
ラストシーンが変わったり、新しい曲が追加になったり
削られる曲やシーンがあって、変わっていくので目が離せないのです。
まさに「生成・変化するミュージカル」ですね。
ウィーン初演から約20年経っているけれど
その生成・変化のあとを事細かに跡付けた研究は、日本では初めてのようです。

私も今まで、興味のおもむくままに、エリザベートに関する本を読んだり
ミュージカル雑誌を読んできたけれど、これほど集約された本は初めてなので
引き込まれて読んでしまいました。
著者の渡辺さん、相当「エリザベート好き」「舞台好き」
なのでしょうね。大好きだから研究している・・そこが良いです。

私ってオタクかも・・・と思っちゃうほどの、
「エリザベート」好きの方には、特にオススメ致します。


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