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July 10, 2010

2010.07.10

横森理香「ほどほどのススメ」と 山折哲雄「わたしが死について語るなら」を読んで・・

先月、金沢旅行に出かける時に羽田の飛行場で、
軽いエッセーが読みたいなあと思って、本屋さんに入ったら、
横森理香さんの文庫本が目に止まりました。

以前は良く読んでいた横森さんの本。
最近は、HPのコラムを読んで楽しんでいたので本は買っていませんでしたが
飛行機の中で読むにはぴったりかなと思って「ほどほど」のススメ を買いました。帯に40代からは力を抜いて、幸せ&キレイになる!というコピーがあったので、惹かれたのです。

横森さんは私より少し年上のお姉さん。
書かれている内容が、そうそう、そうだよなあ~と共感する部分が多くて
あっという間に読んでしまい、最近また、読み返してしまいました。

近頃、横森さんは、シークレットロータスという楽しそうなコミュニティを運営されています。ヨガとか、月の暦とか、アロマとか、ベリーダンスとか、様々なクラスが不定期で開催されてて、面白そう・・・と見ているのですが、どうしてこのコミュニティを始めたのかも書かれていました。

横森さんと同じ、私もバブルを経験した世代。
イケイケドンドン(って懐かしい言葉)の時代にOLやってて、
お金をどんどん使う時代の空気に馴染んでいました。
数年で辞めちゃったけれど、OL時代は結構年収も多かったし
結婚してからも、子供がいなかったから優雅なパート生活をずっとしていたのです。
まあ、今だって人から見たら優雅かもしれませんね。coldsweats01

景気の良かった時と比べて、今の不況の時代が不幸だとは思えません。
それは横森さんも書いていますが、本当に大切なことってなんだろう?
自分が絶対譲れないことってなんだろう?って立ち止まることが出来るから。

物質偏重主義から精神的なことを大切にする時代へ。
私たちは、そういう時代に生きていて、
世界もどんどん変化していて、そこに付いていけるかどうかも大事です。

大切なことは「ほどほど」という感覚。
この本の中では「こだわらないのが真のスピリチュアル」という項目があるけれど
その通りだなあ・・と思います。

精神世界系の本を沢山読んでいろいろなことを学んだけれど、余りその手の本を欲しなくなりまりました。
ホオポノポノは、好きですけれどね。

江原さんの「オーラの泉」という番組は無くなったけれど
あの番組のお陰で、目には見えなくても大切なことって、やっぱりあるのかな?という
感覚を、大勢の人が持つようになったのではないでしょうか。

いえいえ、日本人はもともと、もともと自然の中の全てに神様が宿っているという感覚を持っていて
唯一絶対の神様を信仰する、という民族ではなかったから
最近はやりの?スピリチュアルなんていう言葉に馴染めなくても、実際には
精神的に素晴しく「その人がその人らしく生き生きと自己完結している」(P135)人達も
大勢いらっしゃるのだと思います。

「スピリチュアル」という言葉に関しては、
先日読んだ「わたしが死について語るなら」という、山折哲雄さんの本の中では、ちょっと誤解されて書かれていました。

でも、この本の中で山折さんがおっしゃっていることは、まさに自然の一部として生きて死んでいくという人間そのものについてであり、自然の一部としての感覚を持った時の体験なども書かれています。
それこそがスピリチュアルなので、きっと山折さんも、誤解されて「スピリチュアルブーム」という言葉を使われたのかなと思いました。

この言葉の使い方以外は、本当に素晴らしい本で、日本の文学の中で書かれている「死」のことや、「社会は決して『平等』なものではないと理解し、口さきだけで『個性』『個性』と言うよりも、その前にまず『ひとり』で立つことを目指す。そういう志をもつ」 (P176)という部分には、大変感銘を受けました。

比較地獄や、嫉妬地獄への道を歩まないために、例え厳しいように見えてもこのような道を選びとってく強さが必要だ、と山折さんは書いていますが、その辺り、横森さんのこの本の中の「人間関係」の「ほどほど」についても書かれた部分と、共通するところがあると思います。


「100%自分を受け入れて欲しい」と思いながら誰かと関わったり、誰かに執着するとかではなく
気持ちのよい距離で末永く、人間関係を続けていくことが大切。
どちらかがコントロールしたり、されたりするのでは、続かないので、まずは自分が自分として立っていられることが大切なのですよね。


人と関わること、人と素敵な関係を築くことのワクワクした感覚は大切にしたいけれど
自分が自分でいること、とのバランスが大切ということではないでしょうか。


「いかに自分を楽しませるか」「その瞬間を楽しんで生きるか」
ということを
常に忘れずにいたいなあと思います。
「つらく生きるか、楽しんで生きるかはその人次第」 (ほどほどのススメ P183)ということを
自分に言い聞かせておきたいです。

食べる物に関しても、原則として調理して時間の経ったもの(デリ)を買ってきて食べないとか、
(エネルギー的に死んでいるから。煮込み料理や、ハムなど、もともとの保存食のものはOK)
こだわるのは良いことではあるけれど、完璧主義になって、頭が凝り固まった人にはなりたくないものです。think

極端に走らず、見た目に痛いほど、若づくりもせず、年齢なりの素敵な女性として
軽やかに、ほどほどに、楽しんで生きていきたいなあと思いました。confident

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