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November 16, 2007

2007.11.16

「うちの親には困ったものだ―老いた親とうまくつきあう方法」

Utino

うちの親には困ったものだ―老いた親とうまくつきあう方法

新聞の新刊の書評を見て読んだ本です。題名通り「困ったチャン」の親に対処する方法が沢山・・。著者はアメリカのソーシャルワーカー、臨床心理士で、高齢者とその家族の支援を専門とするケアマネジメント組織を1982年から運営し、多くの「困った」親が原因でストレス状態にある人たちの支援をしてきました。

「子供にしがみつく親」「白か黒かで判断する親」「人をうんざりさせる親」「自己中心的な親」「支配したがる親」「自己虐待と抑うつに苦しむ親」「怖がりの親」「喪失・悲嘆・喪の心理プロセス」「困った親にならないために」の9章から成っています。

一番大切なのは親を理解すること、、と随所に出てくるのですが「理解すること」が大切とは頭では分っているけれど、それが簡単に出来たら苦しまなくてもいいわけで。だからこそ、そういう親を理解していくために、自分自身の味方になってくれるセラピストや援助者は必要だと言っています。

様々な具体的な事例とその対処の仕方を読んでいると「親のことで苦しんでいる人は世の中に沢山いるんだ、アメリカ人も日本人も一緒だな」と思えて、それだけでもなんだか心が軽くなる気もします。

親に対して複雑な感情を持っていたり、親の事で苦しんでいる時に読むのに、良い本だなと思います。

<11.17追記>
パラパラめくっていたら、書いておきたいメッセージがありましたので、追加で抜粋します。

「人をうんざりさせる親」の章より

自分を大切にしてください。親を幸せにするために何ができるかということに没頭するあまり、自分をおろそかにしがちな人がたくさんいます。そのような親子の力学は、あなたの成長期から続いてきたのかもしれません。もしそうだとしたら、そういうパターンに気づき、それを変えることが、あなた自身の幸せにつながります。自分が元気でいられる気晴らしの方法をみつけてください。否定的な態度の親とは、いっしょに長時間過ごせばいいというものではありません。親の孤独感や惨めさを埋め合わせるためには、定期的に接触するしかありませんが、このようなパーソナリティの問題を抱える親と長く過ごせば、別れにさいし、相手はいっそう惨めになり、孤独感をつのらせます。だからよその町から会いにいくときは、ずっといっしょにいなくてもすむよう、実家ではなくホテルに泊まり、親を訪ねる以外の楽しみも計画するようにしましょう。あなたはいつの間にか、何をしても効果のない、絶望的な親の態度を黙認しているかもしれません。あなたまでネガティブになりかけたなら、それは警告シグナルです。あなたはきっと過度のストレスを受けていて、自分自身といまの状況にもっと注意を払うべきでしょう。(P88~89より抜粋)


親のことを一番に考えるよりも、まずは自分を幸せにしないといけないですよね。

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