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May 8, 2007

2007.05.08

慰めることよりも・・・

少し前の河合準雄さんの本を図書館で借りて読みました。

閉ざされた心との対話―心理療法の現場から〈上〉

心にある癒す力治る力―心理療法の現場から〈下〉

の2冊です。

心理療法の現場で働いていらっしゃる方々と、河合準雄さんとの対談集ということで、現場で奮闘していらっしゃる心理療法家の方の実体験と、それに対する河合さんの考えを読むことが出来ます。

私は臨床心理士になる勉強をしているわけではありませんが、カウンセリングマインドについてきちんと知っておきたかったし、何より読んでいて面白くてためになりました。

その中に「カウンセリングは慰めたらそこで終わってしまう」という箇所がありました。


(辛い思いを吐き出す話を聞いて)「そんなことは無い、あなたのせいではないんですよ」と慰めたら話がそこで終わってしまう。そこで慰めてしまわないで、そのまんま受けとめるようにすると、あちらも、もう一度、自分の中にフィードバックできる。それが大事なところである。慰めるというのは、いかにも励ましているようだけれど、じつは話を終わらせてしまっている。で、もうそれ以上言いなさんな、という信号みたいなもの。相手の言うことを受けとめるというのは、こっちも聴いたまま抱えていなければならない。「しっかりやってください」とか言ったらそれで終わりだから、それを言わないで受けとめる。(閉ざされた心との対話 P71 要約)


とありました。


「がんばって」というのは難しい言葉です。
よく「うつ病の人には、頑張って、という言葉はかけてはいけない。頑張っているのにこれ以上頑張れと言われてもどうしたら良いかわからなくなり、追い詰めてしまうから」と言われたりします。

確かに、「頑張ってね」と言われて嬉しい時もあるけれど、
なんとなく言われた相手に突き放されたような感じがすることもあるのです。

うーん、私が言われて嬉しかった時は「試験勉強頑張ってね」とか、具体的に努力したら客観的な結果が出そうな時かな・・・。頑張っているつもりなのにもうあとどうやって頑張るべきかわからない・・・どうしていいか解らない・・というモードに入ってしまったら、辛いです。

言葉って難しいけれど、でも、言葉がなかったら人を元気づけることも難しいでしょう。言葉が自分を作って行くのだから、口にする言葉に気をつけよう、と常に思っています。でも周りに引きづられたり、何気なくネガティブな言葉を口にしてしまうこともあります。仕方ないです。人間だからパーフェクトにいくことなんてありません。ネガティブな言葉に気づいたら、打ち消す言葉を最後につけるようにしたいです。

「ああ、寒くていやだ・・・でも冬は冬らしく寒くないと春の嬉しさを感じられないね」などなど・・。
ネガティブな言葉の打ち消し方、もっと知りたいな。

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