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January 26, 2007

2007.01.26

心に残ったTV番組2つ

最近見たTVから心に残ったもの2つのお話。

去年のお正月分の再放送だったらしいのですが「あんたの夢かなえたろかスペシャル」という番組で、北海道の女子高校生が夢を叶えたものがありました。吹奏楽部でオーボエを吹いている彼女の夢は、オーボエ奏者の宮本文昭さんと一緒にNHK朝ドラの主題歌「あすか」の曲を演奏したいというもの。

旭川の高校の吹奏楽部で1人暮らしをしながら頑張っている彼女は、中学時代はトランペットだったのに、楽器を変更し、それで一度挫折を経験。なぜ自分がオーボエを?と思う中で、宮本さんのオーボエに出会ったとか。

共演できると決まってから、往復5時間の道のりの札幌まで個人レッスンに通ったり、1人もくもくと教会で練習をしたり。共演まであと1週間という時に、宮本さんが突然、音合わせのためにその旭川の教会に現れる。驚く彼女と音を合わせ、最後に「何か質問ある?」という宮本さんの問いに、彼女が「宮本さんの今までの人生はどうだったんですか?」という質問を・・。

宮本さんは音楽をやろう、と決意したのが遅く、ピアノやバイオリンを始めるわけにはいかなかったので、オーボエに取り組んだけれど、先生には「オーボエにあっていない」と言われたこともあったそう。2007年には次の夢を目指して、オーボエ奏者をやめるとのこと。オーボエ奏者をやめる前だったから、共演できるね。トランペットからオーボエにかわったことが挫折と思えるかもしれないけれど、それは次の大きな夢を掴むために、前の夢を手放す、ということだから・・僕も次の夢のために、オーボエ奏者というものと手放すんだ、、と。その宮本さんの言葉に、マイナス思考で一杯だった彼女は涙を流し、そんな彼女を宮本さんはハグしてあげて。宮本さんが教会から出て行ってからも、1人涙を流し続ける姿に胸をうたれました。

1週間後のスタジオ録音ではストリングスと一緒に共演を果たしました「風笛」の叙情的なメロディーも素敵だったし、またもや涙を流す彼女はハグされてて・・。

憧れの人、夢、挫折、頑張ろうという気持ち、、青春時代の純粋な気持ちを思い出して、彼女にすっかり自分を重ねてしまいました。宮本さんがまた、スリムでダンディで素敵な方なんです。(笑)。


もう1つの番組はNHKの「プロフェッショナル」、12月放送分。紹介されていたのは、りんご農家の木村秋則さん。化学的に合成された農薬や肥料を一切使わない木村さんのりんご。不可能と言われた栽培を可能にするため、取り組んでから丸8年は全く収穫が無い状態だったとか。家族に申し訳ないという気持ちから、自殺を考えたその時、山に自然に生えている「どんぐりの木」の根元に目が行き、自然な土壌を作るということに気づいたという。

それから30年。1人で勉強を続けて栽培を続けた木村さんのりんごは、今ではインターネットで即日完売するほどの人気だし、大学から農家から、大勢の見学者が後をたたないという。自分が見つけたりんごの栽培方法を、惜しげもなく人に教えている木村さん。りんごの木に、実に、愛しそうに言葉をかけるその姿。信念を貫くということは、どれほど大変だったことだろう。人に何を言われても、自分がコレ、と信じることをやり続けるというのも、1つの才能なんだろうな、、と思う。

畑での木村さんとスタジオでの木村さんは、なんだか別人みたいな感じ。畑での木村さんは、愛しい家族を見守るような雰囲気なんだけれど、スタジオでの木村さんは、自信に溢れた、りりしい人。そんな木村さんの「技術と心も一緒に伴った人が、プロじゃないでしょうか」という言葉が胸にしみました。

心だけ、でもダメ。技術だけ、でもだめ。

仕事だけじゃなくて、何をするにもこれは大切なことなんだろうな~。と思います。したいことをきちんと成し遂げるための「スキル」。スキルだけに捉われない「思い」。両方を兼ね備えたプロ、になりたいなあ・・とつくづく思いました。

世の中には、日本には、素敵な人が沢山沢山いますね。

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