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2005.10.11

河合隼雄「こころの処方箋」

kokorono河合隼雄「こころの処方箋」
8月に帰省した際、東京駅構内の本屋さんで、この本の山だけが目に見えて小さくなってて「売れているのだなあ・・・」と思い、買ってみた本。思いがけず面白くてあっと言う間に読み終わりました。ずっともやもやと考えていたことを、すっきり判り易く整理してある感じで、とても気に入りました。

例えば「自立は依存によって裏づけられている」の箇所
「自立ということは依存と反対である、と単純に考え、依存をなくしてゆくことによって自立を達成しようとするのは、間違ったやり方である。自立は十分な依存の裏打ちがあってこそ、そこから生まれでてくるものである。(中略)親が自立的であり、子供に依存を許すと、子供はそれを十分に味わった後は、勝手に自立してくれるのである。自立と言っても、それは依存のないことを意味しない。そもそも人間は誰かに依存せずに生きてゆくことなどできないのだ。自立ということは、依存を排除することではなく、必要な依存を受け入れ、自分がどれほど依存しているかを自覚し、感謝していることではないだろうか。(P95,96より抜粋)」

河合隼雄さんの本は、学生の頃読んだ時はそんなに面白いとは思わなかったのだけれど、社会にでて理不尽なこと、割り切れないことなどに沢山遭遇して、人との関わり方、何を大切と思うか、などを考えるようになって、初めて実感できることなのかもなあ・・と思います。最近図書館で借りた「カウンセリング入門」もとても面白かったです。

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