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June 4, 2005

2005.06.04

モーツァルト!6/4(初日・ソワレ)観劇(梅田芸術劇場)

6月4日(土)PM5時開演 梅田劇術劇場メインホール 1階S席7列上手

ヴォルフガング/井上芳雄  レオポルト/市村正親 
コロレド大司教/山口祐一郎  コンスタンツェ/西田ひかる
ナンネール/高橋由美子  ヴァルトシュテッテン男爵夫人/久世星佳
シカネーダー/吉野圭吾  セシリア・ウェーバー/阿知波悟美 
アルコ伯爵/花王おさむ  アマデ/高橋愛子

2002年に初演された作品。再演の初日に行って来ました。2002年にはまって何度も見たものだったので、大きな変更点があるのかどうかが気がかりでしたが、新曲も無かったし、印象が大きく変わるような演出の変更もなく、その点ではほっとした感じです。エリザベート再々演でがっくり来てしまった「電飾」セットの追加も無くてよかった~。(笑)

もともと山口祐一郎さんと井上芳雄君の大ファンなので、大きな期待を持って見て、感想もファンモードで、ネタバレもしていますのでご了承ください。

まず井上君のヴォルフの歌も演技も、初演の頃よりも格段に良くなっていた!これはファンならずとも認めてもらえることと思います。破天荒な天才の生涯を、ロックっぽい楽曲を歌いつつ演じるのに、好青年の印象が強くて、クラッシック畑を歩んでいた井上君にとって初演の時は多少「はちゃめちゃさを出そう出そうとして頑張っている」「無理している」感が否めなかったのですけれど、でも、今回は、とても自然に演じていて、肩に力が入りすぎる事無くのびのびとヴォルフになりきっているなあと思います「僕こそミュージック」も「何故愛せないの?」も声が自然に出ていて素敵でした。「何故愛せないの?」では最後を綺麗に歌い終わるのではなく、感情が勝ってビブラートがかかり過ぎてたのが、今までには無い感じ。

井上君だけではなくて、さすが再演。カンパニー全体的に格段に良くなっていると思いました。技術的に難しいのだろうな、というナンバーが多いけれどアンサンブル一人一人、音程が怪しい部分も少なくなってて、安心して聞けたし。

井上ファンなので大きな期待を抱いて見ていましたが、実は山口さんに再びやられてしまいました・・。声が凄く良く出ていてとても調子が良さそうだった!10日前ぐらいまでずっと「ジャン・バルジャン」やりつづけていたのに、急に猊下に変身!って素晴らしいです!(笑)

コロレド大司教(猊下)は、衣装が豪華でマントとブーツが素敵で、もう最高!なのです。出番がそれほど多いわけではないのに存在感と素晴らしい歌声を披露してくれる・・。この役はまさにはまり役!今日は「神よ、なぜ許される」で「神の摂理が 敗北認めるのか・・」の「認めるのか~~あ~~」とオクターブ上げの歌い方になって、これは初めて聞きました!!高い声が素晴らしい!

猊下は、確かにお笑いのシーンも多くて、トイレに歩いて行く時、我慢のシーンで笑いを取り、その直前、馬車に乗っていてお腹を押える時に「あぁ~っ」と声を出したり、馬車の揺れに派手にぐらついてみたり・・。変なんです、確かに。(苦笑)サービス精神旺盛な祐一郎さんならでは、で「やりすぎ」てしまうことが多くて悲しいのですが、今日は大丈夫!この位なら平気~って感じでした。(笑)ヴォルフに鬘を投げつけられるシーン。以前は井上君は確か、やっていなかったような気がしますけれど、今回は投げていた!前回大阪の楽で中川ヴォルフの鬘を投げつけられて、股間にヒットし、派手に痛がるジェスチャーをしていたけれど、この再演ではどうか、あまりエスカレートしませんように、祈るばかりです。(苦笑)祐一郎さんの黒の衣装が、より一層ゴージャスにキラキラ感がアップしていました。最後の「影を逃れて」とカテコもこの衣装でした。前は赤の衣装でしたけれど、ヴォルフと重なるから黒にしたのかな?

衣装と言えば、2幕の「ここはウィーン」の雰囲気が白っぽく明るい雰囲気になっていました。大勢の人のドレスを新調したのでしょうか?(笑)ピアノも透明な白になっていて、イメージが明るく華やかな感じでした。「ここはウィーン」については人の動きとか最後の終わり方とか、変更が多かったです。サリエリ?が男爵夫人の手にキスしていたり、最後に吉野シカネーダーが残っていたり。

吉野さん、良かったです!シカネーダの吉野さんはとっても好きなのです。本当にはまり役って感じ。キレのある踊りも堪能出来るし、井上ヴォルフも踊りまくりのプラター公園「並みの男じゃない」では井上君に注目しつつ、吉野さんもチェックしなくちゃ、と大忙しです。吉野さんも、以前は「歌がイマイチ~」(ごめんなさい)と思っていたけれど、さすがレミゼでアンジョを経験されて、歌も踊りも・・に近づいているんだなあ・・などと感心。

モーツァルト!の楽曲はどれも大好きなのですが、自分で歌うとすれば(笑)ナンネールの歌が好きなのです。高橋由美子ちゃんのナンネール、可愛くて雰囲気が良くて、声質にとっても合っていて好き。市村さんのレオポルトと一緒に歌うことが多くて、動きが少ないのだけれどハーモニーがとっても綺麗。

今回は、レオポルトとヴォルフの関係に涙することが多かったです。市村さんは実は歌が少し苦手だったのですけれど、でも今日は凄く良かったなあ・・と思いました。演技はもちろん素敵なのですけれどね。

今日1番涙が出てしまったシーン、実は「星から降る金」の場面でした。男爵夫人の久世さん、心配していたほどに歌が不安定になることも無く、歌の内容にすんなり入り込んで涙しました。久世さんの歌が苦手、と思う方が多いけれど、でも雰囲気も素敵だし、声質も好き。

モーツァルト!は、エリザベートと同じクンツェ&リーバイさんの作品です。以前はエリザの方が大好きだったのですが、再演再演と重ねられ、役者さんも変わったりして、去年の再々演が手放しで「好き」と言えなくなってしまったのもあるけれど、今日見てみたら、モーツァルト!の方がより大勢の人に親しみを持てる作品なんじゃないかなあ・・モーツァルト!が大好き!と改めて思いました。特に男性の方には、モーツァルト!の方が楽しめるのではないでしょうか?

登場人物がそれぞれ個性的で、存在感があって、見る価値のある作品だと思う・・。今のミュージカル界でベストに近いキャストが揃っているんじゃないかなあ・・。ただ、西田ひかるちゃんのコンスタンツェに関しては、悪くは無いけれど、どうしても松たかこコンスと比べてしまうのです。勝気で強い「悪妻」のイメージが、ひかるちゃんだとどうしても出てこないなあ・・とか。出ない方を言っても仕方ないのですが。ひかるちゃんも大人の包容力がある雰囲気は良い・・と思えます。だからこそ、木村佳乃さんと大塚ちひろちゃんは、どうなのかなあ・・なんて思ってしまいます。見に行く予定ですけれど。(^^;)

ザルツブルクの「野菜市場のシーン」「居酒屋」「プラター公園」「ウェーバー一家の居間のシーン」仮面舞踏会」などなど、好きなシーンや、好きな楽曲が目白押しのミュージカルで、もっともっと沢山の人に見てもらいたいです。2002年には何人もの友人知人を井上ファン&ミュージカルファンにしてしまいました。初めて見るには本当に素晴らしい作品だと思います。

そうそう、今日のアマデ役の高橋愛子ちゃん、すっきりとした雰囲気で良かったです。井上君ばっかり見ているので、余り注目できなかったけれど。(^^;)ラストシーンは以前は床に横になっていたので、席によっては見難かったのですが、井上君が椅子に座っているので見やすくなりました。

それから、もしかしたら気のせい?かもしれないけれど、オケの音がより充実していたような気がします。弦の音が増えていて、広がりが出ていたような感じです。帝劇でもそう感じられるといいのですが。

カーテンコールでは、ウィーンからいらしていたリーバイさんの挨拶があったり、初日ならではの盛り上がりでした。若いメインの役者さんを守り立てて、ベテランの役者さんが一致団結しているカンパニ-の雰囲気が大好きです。

モーツァルト!に関して
梅芸のサイト(動画が見れます)
http://www.umegei.com/m2005/mozart_movie.html
東宝のサイト
http://www.toho.co.jp/stage/mozart/welcome-j.html
『モーツァルト!』顔寄せ 出演者御挨拶(祐一郎さんの笑顔が素敵☆)
http://forum.nifty.com/ftheater/

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