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2005.02.08

親の精神的自立を願いつつ・・

もうすぐ遠方に引越すので、本当は実家にも何度か行かなくてはいけないかな、電話しなくちゃいけないかな、と思いながらどうしても拒否する心があります。夕方、母の姉である叔母から電話があり、また色々話しこみました。別に親子の縁を切ろうと思っている訳でもないし、何かあったら行くつもりでいる、それだけで今は充分じゃないか、と。

「年をとったから不安なんだろうね、娘が可愛いんだろうね」と両親を擁護する意見を聞くと、胸が痛くなるのです。私はひどい娘?大切に育ててくれた親のことを冷たく突き放している冷酷な人間?「体が弱いんだ、年なんだから」と何かにつけて訴える両親を思うと、可哀想で、どうにかしなくちゃ、と強迫観念に襲われる。けれど、そうやって依存されて、子供の頃から親の要望をまともに答え、いくらやっても満足しないことに疲れてしまったのは、エネルギーを奪われ続けたから。自分が擦り切れる程与えることは、本当の愛とは違う、と判ったはずなのに、でも自分を責めてしまうのです。

親の言葉に傷つけられても「傷ついた」「私が悪いわけでは無い」と認識出来なかった子供の頃に引き戻される事もたびたびあって、辛い気持ちを思い出してしまいます。

「お母さんには機会があるごとに、子離れしなくちゃだめだから。何かあったら飛んで来る距離なんだから、と言っておくね」と言い叔母は電話を切りました。その直後、まるで私が考えていたことが判ったかのように父からの電話。「いつまで仕事をするのか?その後は家にいるのか?」と言いながらも「家に来い」とは直接言わずでも「来て欲しい」という気持ちはありありと感じたのでした。

ああ、本当にどうしよう。嫌な気分になっても実家に電話したり度々訪れたりしなくちゃいけないのか、、と思いながら、読まずに置いてあった数日前の新聞をふと広げたところ「子離れしない親に困ります」という相談室の記事が目に入りました。独身ではあるけれど、「近くにいて」と願う両親との関係に悩む30代半ばの女性の相談でした。答えていたのは弁護士の堀田力さん。

記事を目にした途端、余りのタイミングに涙がぽろぽろ流れました。

両親を愛しているけれど、親の希望通りに実家に帰ることは無い、どのように両親に接したらいいのだろうか、という相談者に対し、堀田さんの答えは「いざとなれば親子の縁を切るくらいの覚悟で独立路線を貫いてください」「あなたは優しい方で、ご両親は共にあなたとの精神的な結びつきが強く、あなたにみとられて一生を終えたいと期待しておられるのでしょう。その分夫婦の結びつきが弱く、他に頼る人もなく、寂しくて不安なのではないかと拝察します。まず、ご両親の依存心をはっきり断ち切ること。言い方が柔らかくてあなたの決意がしっかり伝わっていないのではないでしょうか。(中略)夫婦が向き合って話し合えば、いい関係が生まれる可能性もあります。ご両親が精神的に自立するように励ましてあげてください。かけがえのない親ですから」
(朝日新聞2/5朝刊)

まるで私に対してのメッセージのように思えました。

自分が自分自身の人生を歩むこと。精神的にも物理的にも親からの依存、親への依存を断ち切っていくこと。これを目指さないといけない。親の不安や寂しさが実感になって迫ってきて、泣けて泣けて仕方なかったけれど、でも「親の不安を埋めるのが人生なのだから仕方ない」という思考回路には、もう絶対はまりたくない、私は私の人生を歩み、親は2人で、残りの人生を少しでも幸せに過ごしてくれるように願う。エネルギーを奪われるとわかっているのだから、自分自身を守るために、親と距離を置くことが今は必要なのです。

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Comments

こんにちは、初めましてだいじろと申します。

私も数ヶ月間から親との依存関係で心を砕いていました。

たまたま、この記事を拝見させて頂き
新たな視点が得ました。

私の中で、まだ答えは出てませんが
お互いに幸せになる道を探したいです。

また、遊びに来させてもらいます☆

Posted by: だいじろ | 2006.10.28 at 11:00 AM

>だいじろさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
せっかくコメントくださったのに、レスが遅くてごめんなさい。
だいじろさんも同じような問題で悩まれているのですね。
一朝一夕に解決していくようなことではありませんけれど、きっと、だいじろさんにとって、ベストな道が開かれて行くと思います。大丈夫、辛くてもそれを信じてくださいね。

Posted by: shiiko | 2006.11.01 at 11:17 PM

はじめまして。

子離れしない母親との共依存状態を絶つべく、一人暮らしを決意した者です。明日、引っ越しをします。

引っ越し作業で、あれやこれやと、やかましく指示してくる母親を疎ましく思い、気晴らしに、ネットを巡回していたら、貴サイトを見て、少し、心が落ち着きました。

初めての一人暮らしですが、心をしっかり保って、頑張りたいと思います。では。

Posted by: 彩のかわら | 2007.05.18 at 04:55 PM

>彩のかわらさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
そうですか、一人暮らし始めるんですね。
よく決意されましたね。
明日引っ越しなのですね。
独立記念日というところでしょうか。
周りのことを第一に考えず
自分を一番大切に扱ってあげてください。
自分を確立できるまでは、無理なことは
しなくていいんだと思います。
心の底から「してあげたい」と思えて
してあげる行為と「してあげなくちゃ」と
思ってする行為とでは、愛の密度みたいなものが
違うようです。
私も「してあげなくちゃ」モードから
「してあげよう」になるまで何年もかかりました。
あせらないで下さいね。

Posted by: shiiko | 2007.05.18 at 09:40 PM

どうもありがとうございます。
初めて一人暮らしで、慣れなく辛いこともありましたが、不思議と実家に戻りたいとは思いませんでした。しばらくは外食が多くなると思いますが、徐々に自炊も覚えたいと思います。

Posted by: 彩のかわら | 2007.05.27 at 09:07 AM

私は今全くおなじなやみを持っています。もう40代、6年前に結婚子供もできて自分達の巣を作るべく必死に子育て仕事にと奮闘中です。じつは海外に20年住み少し前に帰国しました。する待ち構えていたかのように依存行為がど~と押し寄せてきました。引越しは色々エネルギーを要します。ましてや在外が長いと慣れるまでに精神的、実務的、肉体的にも大変な作業です。でも母には私の状況等考慮する余裕はなくまずは自分の傍に住居を構えなかったのは大変なショックだった、私はこれだけしてあげているのに私の事を考えてくれない、から始まり、今はどこかに私達がいけば何時何処へ行くか報告、帰ったら又報告しなければ大変な事になります。私には一息する時間、落ち着く時間など与えてくれません。最近では自分の要求する事を全て聞いてもらえないとなると、遠まわしな電話がかかってきます。”皆大丈夫なの?病気じゃないの?”、、何故連絡してくれないの?これだけ思っているのに、、、と言う匂いをぷんぷんさせて、、、先日旅行から戻るとその翌日は電話をしないでがまんしていたようですが次の日は居ても立ってもいられなくなったようで11:30PMにこのような電話がかかってきました。父にはいい加減にしろといわれているので父が寝るのを待ってかけてきたようです。どうやらその前も無言電話をしようとしていたみたいです。私の声を聞いたら何も言わず切るつもりでいたようです。声だけ聞けば安心するとか、、、これはストーカー行為ではないかと恐ろしくなってきてしまいました。それだけかわいいし、心配なのだから電話してあげれば、とおっしゃる方もいますが今は私が罪悪感、脅迫感にかられ生きたここちもせずにいるので自然に電話はできません。私の行動を全てしりたいようです。まるで牢獄の中にいて常に監視されているようで辛いです、、、親戚の会社を手伝っているので週2日程出社しているのですがそこにも、私がきているかどうかチェックの電話をしたりしています。心配せず自分の健康や好きな事に集中して幸せでいてくれるのが家族全員の幸せにもつながるのだから、又私の状況等、話しても全く聞き耳を持ってくれません。このようなストーカー行為が収まりしばらくの間ほっといてもらえれば私にも自然に電話等して、元気?何してる?この前旅行に行って楽しかったよ等等おもいやりのある電話もできるようになると思います。でも今は受話器が100キロぐらいに感じます。このままでは自分がおかしくなってしまいそうです。周りの人達に聞くと実家にはそんなになんでも報告したりしてないし、そんなに年中帰ったり電話したりしていないと言っていました。自立した大人なのだからそれが普通と思うのですが、どうなのでしょう?それぞれが自分の人生を持ってその上で思いやったり、助け合ったりするのが家族と思うのですが、、、長くなってごめんなさい。でも同じことで他にも悩んでいらっしゃる方がいるとわかっただけで少し気が楽になりました。ありがとう。

Posted by: kokomama | 2007.08.22 at 01:14 PM

kokomamaさん
コメント沢山ありがとうございました。
ずいぶん悩んでいらっしゃるんですね。

私も「罪悪感、脅迫観念、負担に思う気持ち」でずいぶん苦しみました。
本当に辛かったです。でも「こういう親との関係は良くない」ということを認識できた、ということはきっと、改善していけるということなのだと思います。

結局私は、1年近く実家には行かない、電話もしない・・かかってきた時だけは普通に話す・・という感じでなんとか親と距離を取るようにしました。
その間本当にうるさくて、罪悪感もあって辛かったけれど、でも結果的には強い自分を作ることが出来ました。今でも帰省するとうるさく言われたり、こちらのエネルギーを奪うことを言われたりするけれど、人に(子供に)満たしてもらわないと不安で不安で仕方ないんだな、と理解することで、私自身のエネルギーは奪われずにいられるようになりました。
kokomamaさん、苦しいかと思いますが、まずはご自分とご自分の家族のことを一番大切に考えて、元気な自分を作って行ってくださいね・・・。自分が元気でどっしりしていないと、周りの人も元気にすることが出来ませんから。(^^)

Posted by: shiiko | 2007.08.22 at 11:45 PM

こんばんは。同じ悩みを持っています。
いい加減、この悪い関係を止めたいので
家を出る計画を立てています。

30年も家族に振り回されてきて、
祖母(亡くなりました)と母の為に自分の人生の時間を捧げても
今なお「もっと」と言わんばかりのことを求めます。
しかも遠まわしに言ってくるのでたちが悪い。

私がなんでもかんでも代わりにしてきたために、
私に頼るというよりか、依存するようになってしまったのでしょう。
母は元々直ぐ人に頼る性格でしたが、
身の回りの事はそれなりにやっていました。
しかし今は簡単な家事もできないくなってしまいました。
因みにまだ60代前半です。元気に働ける年齢です。

本人は自分に頼ることで楽で気にかけてもらっている
幸福感を得ていると錯覚しています。

依存心は人の生きる気力をここまで奪ってしまいのかと
正直驚きをかくせません。

ちょっとした事で、具合が悪い、気持ちが悪い、痛いと言って
周りを騒がせてきたので今では「またか」という感じです。

嫌でも後々老後をみるのは自分なので
まずは自分の幸せのために努力したいと思っています。
自分が幸せならば、周りにも分け与えることができると思うのでね。

以前は同じく罪悪感などありましたが、今はもうありません。
なぜなら子供としてやるべきことをやったからです。
ただこれ以上、おんぶにだっこをするようであれば、
縁を切らせてもらう本気の覚悟を決めています。

同じ苦しみを抱えている人が居ることを知り、
心が救われた気持ちになりました。
ありがとうございます。

Posted by: yasu | 2012.01.10 at 07:25 PM

yasuさん はじめまして。
古い記事なのにコメント頂きありがとうございました。
家を出る計画を立てられているのですね。
自分の道を一歩踏み出すことを決意できて、
本当に良かったですね。

悩んだり、苦しんだり、泣いたり・・
考えてしまうと辛いことばかりと思えるかもしれませんが
それはきっと大切な経験として振り返る日が来ると思います。
私もそんな感じです。
今でも、たまには引き戻されることもありますが
頻度が少なくなりました。

頑張って下さいね。

Posted by: shiiko | 2012.01.16 at 10:08 PM

はじめまして。
私も実家との関係で悩んでいて、偶然ここに辿り着き、書き込ませていただきます。

結婚を機に実家を出ることになったのですが、引越しまであと数日となった今、母から寂しくて辛い、死にたい、などと毎日のように言われ、私が結婚することに関しては祝福していないかのように思えて悲しくなっていました。

振り返ってみれば、私は一人っ子で、子供の頃から母との距離が近すぎました。両親の仲があまり良くなくて、母は父の悪口をいつも言っていて、父は仕事が忙しく家にあまりいなかったのもあり、私と父は疎遠になってしまいました。なんとなく父を嫌悪していました。でもそれは母の影響だったのだと大人になってから気がつきました。
昔から、母と父を繋ぐために自分が存在しているような感じでした。

結婚する話をしたときも、実家で一緒に住めば家賃も浮くじゃないなどと言われましたが、一度離れないと、両親のことを客観的に見ることが出来ないし、優しくできる自信がないと思い、実家を出ることにしました。

両親とも持病を抱えているので全く疎遠にすることは出来ないのですが、少し離れて、自分と旦那さんとの人生を見つめて歩いて行こうと思っています。
その中で、母との関係も共依存的なものではなく、お互いに「思い合える」関係になればなと思います。

自分も実家に依存していたのは自覚しているので、心を強く持って自分を保たなければ、と思います。

気持ちを整理することが出来て救われました。
ありがとうございます。

Posted by: ai | 2013.02.23 at 06:06 AM

aiさん、初めまして。
たどりついて頂きコメント頂き嬉しいです。
ありがとうございます。

ご結婚を機会に、お母様と距離を取る決意をされたのですね。
よく決意されましたね。自分で自分を祝福しましょう。

距離を取ること、これが一番良いことだと思います。
苦しさや辛さが押し寄せても、乗り越えていけます。
私たちにはそういう力が、本来あるのです。
自立して自分の足で歩いて行く、そいういう力です。
その力をゆっくり育てるために
距離を取ることが必要だと思います。

恨まれても嘆かれても、構わないのです。
aiさんが悪い訳ではありません。
大丈夫です。
応援しています!

Posted by: shiiko | 2013.02.25 at 10:22 AM

はじめまして。

なんで自分だけ、とずっと悩んでいたのですが、親が依存するということは珍しいことではないのですね。
私が仕事中の時間でも、帰宅途中の電車の時間でも繰り返し着信が来ることがすごく重荷で、愚痴ばかり言われることに悩んでいたですが、なるべく親が自立するように厳しくしたいと思います。

恨まれても嘆かれてもかまわないという言葉に少し励まされました。
一度喧嘩して泣かせてしまってからなかなか強く言い出せなかったので。

またすこし頑張ってみようと思います。

Posted by: ぺん | 2013.11.08 at 03:32 PM

べんさん

お返事遅くなっちゃってごめんなさい。
コメント嬉しかったです。ありがとうございます。
べんさんも悩まれているのですね。
気持ちの上でとても大変かもしれません。
何年たっても、私もやっぱりそんな気分に襲われることも今もあります。

でも大丈夫、べんさんにはきっと出来ると思うから。
べんさんはべんさんの生活を大切にしながら、いつか、ちょうどよい距離を見つけられると思います。
頑張ってね。

Posted by: shiiko | 2013.11.10 at 08:08 PM

はじめまして。
無理はいいませんが…もしよろしかったら、この記事の「その後の親子関係」が知りたいです。
この記事の投稿から8年が経過されて、shiikoさんの身のまわりで何か変化されたことや、ものの見方や考え方が変わられたことなど何かありましたら、ぜひ参考にさせて頂きたいです。

私自身は、8年前に父を亡くし、母とは1年半前から疎遠状態です。電話もメールも手紙も会うのも、一切やめました。
そうして距離を置いたことによって、どうやら自分の母がボーダーライン(境界性人格障害)ではないか? …ということが段々と分かってきました。
いや、もっといえば…母の実家の人たち全員がボーダーっぽいし、亡き父もやっぱりどこかおかしい人だったのかもしれない…。
自分の過去の対人関係を振り返ってみても、私はとんでもない家庭で育ってしまったのかも…!? と空恐ろしい気がしています。
(私が母との接触を一切やめたのは、それまでボーダーの人に対して「傾聴して寄り添う」という愚かな過ちをやってしまっていたからです)

私よりも遥か先行く人として、shiikoさんの経験をシェアさせてもらえましたら、きっと励みになりそうな気がします。

Posted by: miyuki_coba | 2013.12.15 at 03:16 AM

miyuki_coba さん
はじめまして。たどり着いて下さり、そしてコメント下さりありがとうございます。
自分でも驚きました、そうですね8年も経ったのですね。

今は両親とは良い距離を保って、付き合うことが出来ています。
実家から約1時間の場所に夫と二人で住んでいますので、1,2カ月に一度は訪ねるのですが
訪ねて1カ月ぐらい経つと「忙しいのか、この前の休みは何をしていたのか」と
暗に「なぜ訪ねて来ない」というメッセージを、両親から投げかけられます。
そうすると苦しくなるし「もう止めて~」という気持ちになるのは相変わらずです。

でも、8年前よりも自分を責める気持ちは少なくなりました。
「私は私の生活を優先していい。自分の気持ちを一番大切にしていい。
それから親のことを考えて、たまには訪ねて行こう。食事にも誘おう。母にもプレゼントしよう」
こう考えられるようになりました。

嫌な気分も引きずりながら実家を訪ねますが、訪ねた時は精一杯のことをします。
(掃除をしたり、話相手になったり、お土産沢山持っていったり)

先日父親に「もっと○○して欲しい、もっと親のことを考えろ」と言われた時に
「子供の時から、ず~~~っと、お父さんお母さんはこれをしたら喜ぶかな
こうしたら嬉しいかなと思って、過ごしてきたんだ。
今だって『このお菓子好きかな、喜ぶかな、これ買ってあげようかな』といつも考えているんだ。
こうして、いろいろ私なりに2人の為にいつも考えているんだ。
お父さん達は、私がいくらやったって『はい、よくやりました。これでいいよ』と
満足してくれる訳じゃないでしょう?私なりに一生懸命やっているんだから
それ以上を要求しないで欲しい。
去年、お父さんが倒れて入院した時も、妹と協力して出来る限りのことはしたでしょう?
何かあればそうするのだから」
と若干、語気は強くなってしまいましたが、自分の気持ちと要求を冷静に話すことが出来ました。

自分の気持ちを大切にすること。
自分自身を肯定していくこと。
嫌なことは嫌だと認めて、伝える必要のある時に伝えられるように
自分の気持ちや要求を伝えるスキルを身につけること。(訓練すること)

自分自身が、なぜこういう境遇に育ったのか
自分は何を学ぶために生まれてきているのか
自分で自分を満たしていくためには何をするのがいいのか。
身近な人に依存するのではなく、自分が自分の足で立って生きて行くというのは
どういう感覚なのか。
周囲の人は、私に何を教えてくれているのか。
私自身に足りないことは何なのか。
私の陥りがちなクセは何なのか。

精神世界や心理学、カウンセリングの勉強を
本やセミナーでしてきたり、試してみたり
人と話をしたりして、ちょとづつ成長してきたのかなと思います。
そういう私の態度が、両親や夫や身近な人にも影響してきたかなと思います。


育つ環境は、自分で選んだ訳ではない、と考えると
被害者意識に支配されるような気がします。
私は生まれる前に、この両親を選んで生まれて来たのだと思えば
そこから学ぶために、この苦しみがあると考えられるといいですね。
苦しいからこそ、真剣になれるしどうにかしようともがく事が出来ます。
そしてそこから何かしら掴んで、成長して行けるのだと思います。

ただ、私の体験は私だけのもので、他の誰とも一緒だとは思いません。
1人1人、違う体験や苦しみや感じ方があるのです。

最近、私の友人たちも、母親との関係、両親との関係で悩んで話をすることがあります。
先日もHNKで特集されていましたが、問題に感じるひとや
苦しく感じる人、意識し始めている人が大勢いるのでしょう。

簡単に親を許せるものではありません。
何年も溜まった怒りが、沢山出てきて苦しくて仕方ないかもしれません。
怒りは抑圧せずに、出しやすい方法で出した方がいいと思います。
私の場合は、信頼できるヒーラーに話を聞いてもらったり、ヒーリングしてもらったり
沢山の癒しの方法を試しましたが、一番効果的だったのは
本を読むこと。そしてその中から心にひっかかったものはこのブログに記載したり
日記帳に書きつづりました。

本の中に真実はありました。そこから沢山学びました。
そして今生きているという現実も真実です。

頑張って下さいね。またお話しましょう(^^)

Posted by: shiiko | 2013.12.16 at 10:17 AM

初めまして。
自分が、はじめてブログというものを読み始めたのが、shiikoさんのブログでした。2007年末です。AC生きづらい苦しみを打開すべく探していた時に出会い、以来お世話になっております。
今日、更新されたのに気付き早速読みましたが、ふと右隣のコメント一覧にこの記事があり、過去記事で読み落としていたのかと思って読み直しました。
記事を読み、コメントも読んでいるうちに、いてもたってもいられない気持ちになり・・・女性の方達を中心の静かなコメント欄のようですが、強引に押しかけて来てすみません。
30年、親(プラス親がちやほやしたがる兄)に仕えて仕えて自分の力の全てを吸い取られました。頼りにされるのではなく、依存です。
両親は絶えず揉め事を起こし、両親同士・親戚間・両親と兄、と毎日毎日なにかしら必ず揉め、自分はそれらの仲裁・慰め・傾聴・寄り添い・気分転換・機嫌取りの雑用・危機対策と、最後の血の一滴まで搾り取られた気がします。
彼等は自分の感情を全くコントロールせず、怒りも不快も嘆きも全部自分というゴミバケツにたたき込んで気持ちよく暮らし、その中でまた後から後から不満と不幸のタネを探し出して自分を酷使してきました。
彼等の問題だけで精一杯の自分は、自分が何かやらかすなんていう余裕はありません。従って自分は叱られたり苦情を言われたりすることもなかったことから、好き放題して叱られてばかりの兄から虐待同様のモラハラを受けました。
それでも彼等のために懸命に尽くして、恐怖症を発症しました。すると、彼等は自分を露骨にうとましがるようになり、恐怖に死にそうになりながら必死に病院に通って闘病している自分本人に、「そんな子がいることの愚痴」を持ち込んで感情の振れを処理してもらおうとさえしました。
自分は、外国へ逃げ出しました。数年の後伴侶を見つけ帰国したら、彼等はまた同じようにゴミバケツに使えると思ったのか、当たり前のように愚痴・苦情・悲嘆の垂れ流しが再開されました。
感情面において、自分の足で立ち、自分で自分を運営管理していくということを一切しないのです。
自分が、ゴミバケツにされることを避けて実家に寄りつかないようになったら、病気見舞いもないし、元気なのか、心配、二人とも大丈夫なのか、などなどの電話。まるで、電話線を伝って自分の生命を脅かし人生を乗っ取ろうとしてくるインベーダーのように感じました。
彼等は何も自覚していません。
裕福に育て、何不自由なくしてやったのに恩知らずの子、と嘆いていると思います。
しかしその嘆きを誰も受け取らないでしょう、全員が「ゴミ捨て側」であり、自分だけがゴミバケツだったのですから。
外地では心身共に健康でしたが、帰国後は時々恐怖症が出たりして、連れ合いにも迷惑をかけました。歪んでいる自分で、喧嘩になると、連れ合いを哀しませます。
いまは、もう一年近く実家と連絡を絶っています。しつこく来る電話に、連れ合いが「恐怖症が再発することもあって、ろんさんは苦しんでいますし、私が見守りますから、そっとしておいてあげて下さい」と言ってくれたのです。自分が頼んだのですが、勇気が要ることをしてくれました。
今でも、貪り尽くされた記憶に怒りで震えることもあります。
よく「過去と他人は変わらない」と言われますが、人は何故、過去と他人への怒りが消えないのか・・・それは、やった側が「やったことはやったこと」と認識しないからではないでしょうか?
自分達がやったことを「それはそうかも知れない、でも・・」と、結局「でも」から後を主張したい、そうすることによって、被害者が訴えている内容を否定しようとする。だから、被害者の苦しみが終わらないのだと思います。
謝罪されたところで何の実益も生まれないのに何故謝罪が必要なのか、それは加害者が己の「やったこと」を認めることが被害者の苦痛の連鎖を閉じることになるからではないでしょうか?
しかし、加害者はそれをしない。逆に自分こそがそんな恩知らずのことを言われる被害者だと考えて苦痛の訴えが始まるでしょう。
蟻地獄だと思いました。
そこから足を抜いても、閉じられていない連鎖が自分を苦しめるし、大事な連れ合いを苦労させる。つらいです。
生涯再び彼等に関わる気はありません。

本当にすみません。強引に一方的に憎々しいことを書きたおして、赦してください。
読んで下さって、ありがとうございました。
自分も企業系のカウンセラーをしているので、こんな怒りや哀しみの吐露は聴き手に重すぎていけない、とわかりつつ、もう矢も楯もたまらず、でかい図体で恥ずかしげもなく、一気にまくし立ててしましました。本当にすみません、本当にありがとうございました。これからも、綺麗な写真と記事を楽しみにしています。身体も心もお大事に、幸せを多くみつけられますことを祈っております。

Posted by: ろん | 2014.07.03 at 05:30 PM

ろんさん
コメント頂きありがとうございました。
2007年からここに来て下さっていて
今回初めてコメントを下さったのですね。
とてもとても嬉しいです。

そして、苦しかった辛かった体験を書いて下さり
ありがとうございます。
最初に読んだ時、涙が流れました、それから何度も読みました。

病気を発症するほどとは、どれほど辛く苦しかったことでしょうか。
これまでどんなに、ご家族のために尽くしてこられたのか
尽くしても尽くしても、もっともっとと詰め寄られて
吸い取られても、なんとか自分を立て直し、
海外に逃げ出し、伴侶を得られたのですね。

「そっとしておいて上げて下さい」と実家に言ってくれて
ろんさんのことをよく理解して下さっている
優しく、素敵な方なのですね。
そんな素晴らしい伴侶を得られて
本当に幸せですね。二人の生活はしっかり守らないといけませんね。
何があっても、その生活は確実に守ってくださいね。

過去を思い出すと怒りで震えてしまう、それほどの辛さを抱えているのに
世間からみたら、裕福で恵まれた境遇と思われているとしたら
ますます理不尽な思いもされていることと思います。

ろんさん、ご家族から謝罪が必要ですか?
やった側が「やったことはやったこと」と認めて謝罪して欲しいですか。
自分が苦しんだことを事実として知って欲しい、認めて欲しいと思いますか。

相手は自分の目線からしか過去を捉えていませんよね。
被害者の苦しみを解って欲しいと事実を伝えたとしても
認めたくないのか、忘れているのか、弁解をしたいのか、
謝罪まで引き出すことは難しいかもしれません。
もし謝罪しても、口先だけで
これまでと同じことをまた繰り返すかもしれません。

謝罪されたとしても苦しかった過去は、
幸せな過去に変わることも
失った時を取り戻すことは出来ないかもしれません。
それなのに、やはり謝って欲しい、と思ってしまう。
苦しいですよね。

「過去と他人は変わらない」
本当ですよね。過去と他人は変わらないけれど
未来と自分は変えることが出来ます。

それほどの辛い思いをされてきたからこそ、
カウンセラーとして「人の苦しみを理解したい、理解しよう」という
心が生まれているのだと思います。

少なくとも私はそうです。
自分が苦しかったからこそ、自分と同じような気持ちの人を理解したい
少しでも苦しみを和らげたいと思います。

でも最近わかりました、私の経験なんてほんのちっぽけな物だということ。
世の中には計り知れない苦しみや辛さを抱えても
それを表に出さず、糧として生きている人が大勢いることを。

ろんさん、辛かった過去があるからこその「今」なのではないでしょうか。

なんだか偉そうに聞こえてしまったら申し訳ありません。

写真や文章を楽しみに読んでいて下さる、ろんさんの存在が
私を勇気付けてくれました。
こうして、お話できていることの嬉しさを感じます。

きっと、私と同じように、ろんさんの存在に
勇気付けられている人が、周囲にいらっしゃると思います。

私達がどんな風に生きていくかで、幸せな生き方を証明していきたいですよね。

お互い一生懸命生きていきましょう。

Posted by: shiiko | 2014.07.04 at 02:22 PM

shiikoさん
温かく誠実なコメントまことにありがとうございました。
医師や連れ合いに整理して語ったことはあっても、あのように本流のままに打ち明けたことは無かったのですが、shiikoさんに受け止めていただいて本当に感謝しています。
かつて医師が「世界中で貴方を愛さなかったのは親御さん2人だけ、他の60億人の人々が貴方に愛情を持ってくれる予備軍ですよ」と言っていたのは本当でした。
いまの周囲の人々、そしてshiikoさんの苦しみと愛をしっかり知って、いまの生活を護っていきます。本当にありがとうございました。

Posted by: ろん | 2014.07.05 at 04:10 PM

ろんさん
いえいえ、私も書きながら
最近の自分のことを振り返り
「謝って欲しい」と強く思っていた出来事を思い出しました。
自分に言い聞かせるようにお返事書きました。
お返事したことで、自分自身が少し変化したことを感じました。
考えるチャンスを下さった事を感謝します。

そうですね、世界中の人が愛してくれる予備軍なのですね。何があるかわかりませんね。
沢山愛されて、沢山愛していきたいですね。

Posted by: shiiko | 2014.07.08 at 01:29 PM

はじめまして。

shiikoさんと良く似た状況で、まず自分の心を落ち着かせてどうするか決めよう、と検索していてこの記事を見つけました。

新聞記事の堀田力弁護士のアドバイスがとても心強くて、一体どんな人なんだろうと思わず名前サーチしてしまいました。

かつての自分も、自力で不安に向き合っておらず、親がやるようにやっていました。その間は悪循環ばかりで改善の兆しがありませんでした。ただ、自分には永続的に依存できる相手がいなかったのが親との分かれ道になりました。

しかし、日本の社会には依存的な人間関係を奨励してきた面があるのではないでしょうか。

憲法の条文は国の制度としてあっても、個人がどういう心構えで行動すれば法治国家の市民として繁栄できるか、日本で学ぶ機会はとても少ないですよね。個人の幸福のための選択がワガママと混同されがちですし、民法上ですら、子供は意思のある人間ではなく親の所有物的な扱いになっているといいます。

親の依存を断ち切ろうとする者に堀田弁護士のようなアドバイスをする人は、識者でも珍しいと思いました。

このようなトピックで自分の考えを話すとバッシングのターゲットになることが多く、私はいつしか口に出さなくなっていましたが、shiikoさんがご経験を綴ってくださっていたお陰で悪循環に戻らずに踏ん張る勇気がもらえました。ありがとうございます。

Posted by: とまちん | 2015.08.30 at 12:39 AM

とまちんさん

はじめまして。古い記事にコメントをありがとうございます。
本当に、なかなか堀田さんのようなアドバイスをする人は
少ないかもしれませんね。

でも、この記事を書いた10年前よりも、
家族との関係を見直したり、自分自身の生き方を見つめなおしたりする
新聞や雑誌の記事は増えているように感じます。
生き難さや、苦しみの根っこに
そういう物があるのかもしれない・・・と思う人が。

とまちんさんが、自分の足で踏ん張って
悪循環に陥らずに心を保っていらっしゃること
本当に嬉しいです。

苦労しても、辛い思いをしても、この先きっと
この経験が自分を成長させたんだ、と思う時が来ると思います。
お互い頑張りましょう。

Posted by: shiiko | 2015.09.01 at 04:51 PM

初めまして。記事拝見しました。

私は一人暮らしをずっとしているものの、
今30代半ばで親も大分年を取り、老後のことを考えることが多くなってきました。

子供の頃にひどいことをされた経験もありますが、年をとって丸くなってきた両親に、
悔いのないようにできる時にできることを、としてきたのですが、
それが逆に依存を強くさせてきたのかなと感じ始めました。

姉もいますが、老後は私に看て欲しいと言われたことがあります。
父には長年の恨みがあるのか、父なしで出かけようと言ってくることも多いのです。
毎回だと父もかわいそうなのでと、最近はっきり言って何度か断りました。

私は独身で、自分の進みたい道を考え始めるようになったのですが、そうすると親に会う回数は数年に一度くらいになるかもしれない可能性がありす。
それを言うと、何でそんなことを言うの?と悩ましい顔で言われてどっと疲れました。。
寂しいと思う気持ちは分かるのですが、、
自分の不安を安心にしたいために子供を離さないのか…と思ってしまいました。

親を見捨てるようで…と自分を責めていましたが、
もう少し自分を大事に考えてもいいんだなと少し冷静になれました。
このような記事を書いてくださり、本当にありがとうございました。

Posted by: spi | 2016.07.17 at 10:37 PM

spiさん

初めまして。古い記事にたどり着いて頂きありがとうございます。
更新を殆どしていないのに、spiさんのお役に立てたと知って
とても嬉しいです。

spiさんも、依存的なご両親に苦しまれているのですね。
精一杯悔いの無いように、親のために出来ることをしてきたことが
依存を強くしてしまったのでしょうね。

親はかけがいの無い存在です。
自分が今こうして大人としてそれなりに生活できているのは
紛れも無い親のおかげ。そうです、それは本当のことです。
でも、そのことと、お互いの自立は別の問題ですよね。

spiさん、ご両親がだいぶ年を取ってこられているとしても
今、自分の進みたい道が見つかっているのなら、勇気を持ってその道を進んで下さい。

物理的に、精神的に、少し距離を取ることは
きっとお互いの将来のためになるはずです。

親を見捨てるわけではありません。
将来、お互いが良い関係でいられるために
共依存で共倒れにならないために、
一時的に辛い思いをするとしても、それは決して悪いことではないのです。

まずは、自分を大切にしましょう。
自分を満たしてあげましょう。
自分自身の人生を歩みましょう。
そうすれば、いつかきっとご両親とも良い関係が築けるようになると思います。

簡単にはいかないと思うけど、時間もとってもかかると思うけれど、
その第一歩を勇気を持って踏み出して下さいね!
応援しています!(^^)

Posted by: shiiko | 2016.07.19 at 09:39 AM

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