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February 16, 2005

2005.02.16

少し進歩して後退して、でもきっと良くなる!

あと少しで、今の職場を去ります。正社員として働いた5年半よりずっと長い、9年弱という時間を今の会社で過ごしました。関東で生まれ育って、10年前に初めて関西に住み神戸に縁のある今の会社にパートとして入り、5年前に東京に戻った時も縁があって、東京支社に勤めました。そしてまた関西に住むことになったわけですが、今回は前回のようにすんなりと元の職場に戻ることは無さそうです。

「いいこと日記」をつけ始めてから、ネット上に自分の思いを書き、それをスピリチュアル系の本の中から感銘を受けた文章に繋げていく、という作業が習慣となりました。もともとは小説なども大好きだったのに、ここ1年ぐらいはもっぱら精神世界系と言われる本ばかりを読みふけってました。

心が本当に求めていたのかと思います。そして少しづつ何かが判ったような気持ちになってきたとき・・身近な人、つまり両親や夫との関係に横たわっている問題点が急に浮かび上がってきて、どうにもならない波の中に飲み込まれて行くようなそんな時間を過ごすことになりました。

少し落ち着いた今になると、辛い時期を経験したことで自分を成長させることが出来たと思います。体験して実感することでやっと判ったこと。それは人の心に共感すること、でした。

他人に対し批判的で、小言の多い両親に育てられたせいか、人に相談されると「こうしたらどう?」「それはこうするべき」という言葉を口にしても、相手の気持ちになって考える、共感する、ということが上手く出来ませんでした。でも自分が苦しかった時、心が救われる思いがしたのは、「大変だね、そんなふうに辛いのも当然だよ」「自分を責めても仕方ないよ」「どこの家でも喧嘩するんだし」という言葉、つまり自分の気持ちに共感してもらえた時でした。

「○○した方がいいんじゃない?」とか「反省するべき点があるね」とか「それはそう考えるべきじゃないよ」とか、そんな風に外側に立った視点でアドバイスされても、私の心は軽くなりませんでした。もちろん心配してくれる友人の心は嬉しかったけれど。

あれから私は相談ごとを受けた時に「それはあなたが○○しないからだよ」「○○した方がいいよ」とアドバイスする前に、まずはその人の気持ちに沿って、共感して一緒に憤慨したり悲しんだりすることが少し自然に出来るようになりました。辛い悲しい気持ちって、自分の感情であっても見ないようにしてなるべくならかいくぐっていきたい物だけれどでも、人が本当に苦しんでいる時はまず、それに共感して、そばについていてあげられるようになりたいな、と思ったのです。

共感することが上手く出来るようになってきたと、自己満足していたけれど、でも難しい、と思うことにも遭遇しています。

職場の4人の女子社員の間は、ぎくしゃくしっぱなしです。愚痴や人の噂話が好きな50代のパートのAさん。Aさんは、契約社員のKさんに対して様々な複雑な感情を持っているし、正社員のYさんとも上手くやっているかと思うと、そうではない時があって色々私にぶつけてきます。誰のことでも裏で色々言うAさん。たぶん、私のことも他の人には色々言っているのかなと思うと、憂鬱にもなります。だから愚痴や他人の批判は余り聞きたくなくて、なるべく流して、同調しないようにしていたけれど、でも、Aさんが憤慨する内容には共感することも多く、ついつい「本当にそうですね、○○さんは・・・」と一緒になって批判したり悪口を言ってしまう事もありました。

当人のいないところでの批判や悪口は、言っている者同士の仲間意識が芽生えるとも言えるのです。でも、言い合った後の自分の心は暗い。例えそれが怒って当然のことだったとしても、陰で色々言うことは私の一番したくないことなのに。Aさんに共感して一緒に憤慨したり批判したりすることで、Aさんの心が少しでも軽くなるといいなと思ったり、私もKさんの態度にカチンと来たんです、と訴えてみたり。

Aさんを見ていると、人を本当には信じられない人なのかなと思い当たります。どれほど仲良くしているつもりでも、他の人にその人の悪口を言わないと気がすまないのは、人と自分の心を結ぶ為には、ネガティブな話を共有する事しか思いつかないのかもしれない。悪口を言うことで、その人と気持ちを共感出来る。でもそれはネガティブな気持ちを増幅させる。私はAさんの憤慨する気持ちに共感していただけなのに、一緒になってネガティブな穴にはまり込んで暗い気持ちになってしまいました。

人の気持ちに共感するって難しいです。悪口には同調せず、気持ちだけに寄り添えるような言葉をかけられれば、それが1番良いことなのに。難しい、上手く出来ないのです。ああ今日も、言ってしまった、と反省することが多かった最近の私。

でも、こんな風に周りの人間関係を客観的に冷静に見て「暖かい優しい心を持ち続けるにはどんなふうに振舞ったら良いのか」と一歩引いて考えられるようになったのは、とても進歩していると、自分を褒めたいです。今までは周りの人の感情に振り回されて、ネガティブな言葉を言っている自分に気づけなかったり、ネガティブな言葉がネガティブを生んでいく、と言うことにも気づけなかったから。

少し進歩して、少し後退して、でも少しづつ良くなっていると信じています。長く勤めた職場に別れを告げなくてはいけなくなること、10年来の親しくしてきた友人と離れざるを得なくなったりとか、観劇が大好きで、それを通じて知り合った多くの大好きな友人たちとも、心理的に離れなくてはいけなくなってきたこと、様々な流れがここで1つ区切られる感じがします。真空の状態に放り出される気持ち。不安がっていてはいけません。新しい物を直感で選び取って、新しい流れに乗り込んで行けるように、じっくりそっと準備しているところです。古い物はどんどん捨ててシンプルな自分に生まれ変わりたいな。

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