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December 22, 2004

2004.12.22

世界の半分は人の心でできている

11月20日の記事にも石田衣良さんのエッセイについて書いたのですが、12月16日の日経新聞のエッセイもまたまた素敵でした。

「世界は確かに厳しくなっているかもしれないけれど、その世界の半分は人の心でできているのだ。モンテーニュもいっている。『人間は、物事それ自体によってではなく、彼らがこれに関していだいているところの考えによって苦しめられている』ぼくもこの意見に賛成する。外の世界が暗いとき、自分の心まで暗くしてはいけない。自分の心の暗さや明るさ、温度や湿り気を決めるのは、それぞれの人に任された仕事なのだ。たいへんな1年だったけれど、なんとか今年ものり切ることができた。日々を懸命に生きている人の暮らしなら、必ず心の隅を照らすようなちいさなエピソードが、この1年であったことだろう。あなたの家族あるいは好きな人に、なにかいいことは起きませんでしたか。そういう小さな『いいこと』を胸に灯のようにかかげて、ちょっと早いけれど新しい年も、ゆっくりとすすみましょう。」
(12月16日付 日経新聞夕刊より抜粋)

あともう少しで2004年も終わります。私にとって中身が濃すぎるぐらいの1年で、振り返ってみれば辛いよーーーーと叫びたくなることが多かったけれどでも、起こった出来事を、自分がどうとらえるかによって、自分の心を暗くも明るくも出来る。自分の心をの中を明るくしようと努力することで、周りの人も明るく出来るし、またその努力する上で、周りの人の暖かさや優しさを再認識して感謝出来る。自分も回りも少しづつだけれど良い方向に流れていける・・・そんなことを実感した1年でした。

大好きな観劇も、昨日の「SHIROH」で終わり。観劇して、大好きな観劇友達とおしゃべりして笑い合う、貴重な時間を昨日も過ごすことが出来たのでした。本当にどうもありがとう!!

来年は、この素敵な時間や素敵な友達に感謝しつつ、本当の意味で人に優しく出来る芯の強い人間に成長したいなと思っています。先週受けた今年最後のリーディングで、今の私の課題も明らかにしてもらえて、それはやはり女性というセクシャリティと母性に関するものでした。チャクラで言うと第2チャクラ。創造性、物を生み出す鍵となる場所のようです。否定的に見ていた母性を肯定して、強く優しい人間に近づくことが来年の目標です。

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「SHIROH」観劇

「SHIROH」観劇  12月21日(火)PM1時開演 帝国劇場

シロー /中川晃教  益田四郎時貞/ 上川隆也 山田寿庵/高橋由美子
レジーナお福/ 杏子 リオ/ 大塚ちひろ お紅/ 高田聖子 柳生十兵衛/ 橋本じゅん
益田甚兵衛/ 植本潤  三宅蔵人/ 粟根まこと 板倉重昌/吉野圭吾
ゼンザ /泉見洋平  津屋崎主水/ 池田成志  お蜜/ 秋山菜津子 松平伊豆守信綱/ 江守徹

劇団新感線、初、ロックミュージカルの「SHIROH」を見てきました。島原の乱のお話を元にしたこのミュージカル、全編流れるのはロックロックロック!!もともとロックは大好きなので、全然違和感はありませんでしたし、そこにセリフを載せてミュージカルに仕立ててお話が進んで行く、ということにも違和感を感じませんでした。

それより、熱いロックの音楽と、人の心を掴みキリシタンを煽動していくという設定に「凄い!」と素直に感動・・。これはロックミュージックのライブ会場での熱さと共通しているのです。

話運びと音楽の流れとが無理なく連なって、圧倒的な歌唱力のシローこと中川君の歌が説得力あり、私もシローに付いて行きたい!と強く思えてしまうのでした。

特に1幕最後の牢獄で虐げられるキリシタンを見て自分の歌の力を、彼らの為に使おうと決意する場面、そして2幕最後でシローが殺される場面、そこが素晴らしく良かった・・・背筋がゾクゾクしました。2幕最後は本当に感動的でした。

新感線の舞台を見るのは初めてで、ギャグや笑い満載というイメージがあったのですが、意外に抑えられていたようです。TVカメラが入っていたので、撮影ということも意識されていたのでしょうか。テーマが重いだけに正統派のストーリー展開でぐいぐい見せていく所はさすがだなあ、と思います。でも、中だるみも多く、飽きる箇所も多々ありました。上演時間の3時間半はもっと短く出来ると思います。

印象に残ったキャストは、秋山奈津子さん。ブルールームで見たときも「素敵な女優さんだなあ」と思いましたが、歌も素敵で(声質が良いのですね)存在感がありました。でも秋山さんがお蜜として登場する場面、もう少しメリハリがあったらいいのになあ、と思います。素敵な女優さんなのにダラダラと同じ調子で登場されているのが勿体ないと言うか、なんと言うか・・。

あとは高橋由美子ちゃん。彼女の声はやっぱり好き。中川君とか高橋由美子ちゃんとか、声が前に前にと飛び出てくる人はセリフも聞き取り易くて安心出来ます。上川隆也さんは、歌はともかく、立ち回りとか素晴らしくて存在感があって素敵でした。でも、今度はストレートで見てみたいです。(笑)

笑えるのは吉野圭吾さん。吉野さんの役どころは、本当に面白くてアッパレ!と思います。吉野さんはモーツァルト!でシカネーダを再びされるのが、本当に楽しみです!!そして、特筆しなければいけないのが、泉洋平君。アッキーのお友達ゼンザの役なのですがとってもキュートで可愛らしい。ツンツン金髪がお似合いでクリクリお目目が良いわ~、という感じ。「ミス・サイゴン」のトゥイ役が、はまり役で凄みがあったのに、こんな役をすぐ出来るなんて、泉君は侮れません。(笑)レミゼでのマリウス役ではどうしても好きになれなかったのですけれど、今日の泉君からは目が離せませんでした。

ミュージカル大好き人間としては、この「SHIROH」に5点満点中3点を差し上げたいと思います。(←偉そう^^;)マイナス2点の部分は、全編を通してメリハリが少なく、1本調子の感じと、脚本的にもっと巻いて行けるんじゃないなあ~と思ったところ。音楽もメロディは良いのですが、インパクトが小さくて同じような曲に思え、頭に残るメロディー、突出する曲、思わず歌ってしまう曲が無いことです。

ベテランの存在感のある俳優さんが沢山出演していて、良く出来きているなあと感心する部分も沢山あり、「島原の乱」という歴史的事件を題材にしているし、何度も再演されてどんどん練れて削ぎ落とされて行けば、素敵なオリジナルミュージカルに成長するのでは無いかなあ・・と期待したいと思います。

検索していたら、nyaさんという新感線に詳しい方が書かれている観劇日記がとても素晴らしかったのでトラックバックを送りつつ、紹介させて頂きます。
Nya's Manor http://nyayuki.cocolog-nifty.com/nyas_manor/2004/12/shiroh_2.html

SHIROH 公式HP
http://www.toho.co.jp/stage/shiroh/top.html

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