« 愚痴を言ってしまったけれど・・ | Main | 秋の小金井公園 »

2004.11.15

鏡に映し出された自分・・(ドラマとシュタイナーの本より)

週末、録画していたドラマ「Drコトー診療所」を見ていました。美しい風景の中に魅力的な人物が沢山出てきて、初めて見た番組だったのですが素敵なドラマでした。最後のほうの場面で、印象的なセリフがありました。コトー先生が、病気で半身麻痺になってしまった女性が、リハビリに上手く取り組めないことについて「自分の不安が鏡になって彼女に現れていた」と言った箇所です。

「鏡」。この言葉に、そうだ・・と思い付いたことがありました。自分の周囲の人は皆、自分を映し出す鏡である。だから、自分が不安一杯で暗い疲れた顔をしていたら、対する患者さんも不安で疲れてしまう、という意味だったのですけれど、これは誰にでも、もちろん私自身に当てはまることだったなと思いました。

今朝は、続きを読んでいたシュタイナーの本でちょうど下のような文章に出会いました。
******************
私たちが高次の認識を行うとき、内面的な世界は外界の一部になります。物質的な世界において周囲に鏡があると、自分の体の形姿を見ることができるのと同じように、高次の世界においては、自分自身の魂的な本質が私たちの前に鏡像のように現れるのです。このような発達段階まで到達すると、神秘学の学徒が、人格と結びついた限界から生じる幻影を克服するときがやってきます。いままでは学徒は自分の感覚に働きかけてくるものを外界としてとらえていましたが、これからは学徒は、みずからの人格の内部に存在するものを外界と見なすことができるようになります。このようにして学徒は、いままで自分のまわりの存在を取り扱ってきたのと同じように自分自身を取り扱うことを、経験をとおして少しずつ学んでいくのです。(P171)

あらかじめ冷静に、客観的に自分自身の特性を認識しておくと、神秘学の学徒は、みずからの内面的な要素が外から鏡像となって近づいてくる瞬間にも、正しくふるまう勇気と力を見出すことができます。自分自身を観察することによってみずからの内面をよく認識しておかないと、私たちは、鏡像のなかに自分自身を見出すことができなくなり、鏡像を自分とは無縁の現実と見なすようになります。(P173)

霊的な直感をとおして自分自身の魂を観察することを経験しなくてはなりません。なぜなら、学徒にとってもっとも理解しやすい霊的・魂的な事象は、当人自身のなかに存在しているからです。(P173)

私たちは、自己の本質についてはっきりと認識し、判断することをとおして、高次の世界に確実に近づいていくことができる、ということを何度でも強調しておきたいと思います。(P174)全て「いかにして高次の世界を認識するか」ルドル・フシュタイナー より
*************************

今まで、様々な人間関係に悩んで来た時、ふと考えると悩ませられる相手の中に自分の姿を見るような感じがすることがありました。中高生・大学生・社会人になって、自分が好きな人も嫌いな人も、自分の中に同じような性質を持った人かもしれない、と思い当たる事もたびたびでした。現在ちょっと上手く行っていない会社の人間関係でも、冷静になれば「私が持っている短所」を苦手な彼女が示してくれているような気がするのです。

自分の周りにいる人は、皆自分の心の映し出し・・という言葉を、ドラマのセリフとシュタイナーの本から、思い出しました。

シュタイナーのこの本は、3分の2ほど読み進みましたが、すんなり理解出来ない部分も沢山あります。そういう部分はわからないままに置いておきます。いつかまた再びこの本を手にとった時に解っているかもしれないから・・。

シュタイナーが何度も書いている言葉に「平静さと忍耐強さを完全に保持しながら、外界を観察する」「自己の内面において平静さを保ちながら、外から自分の方にやってくる思考を論理的で意味のある方向に導くようにするべき」「首尾一貫性を行為においても保持する」「人間や、他のさまざまな事実に対する寛大な態度(寛容さ)が大切」「自分のほうにやってくるものを全て理解するように心がける。よこしまなものや悪いものに対して、つねに理解あふれた思いやりの気持ちを抱く」などがあり、それらの言葉と出会うたびに、解らない部分が解るようになるには、書かれているような人格に近づいていけば良いのだろう、と思っているのです。

|
|

« 愚痴を言ってしまったけれど・・ | Main | 秋の小金井公園 »

Comments

shiikoさん、こんばんわ。

Dr.コトーは、ドラマを放映しているころからファンで
毎回欠かさず観ていました。
機会があったら、ドラマのほうも観てくださいね。
(たぶん、DVDが出ているはずですから。)

Posted by: Kanko | 2004.11.15 at 11:52 PM

kankoさん、こんにちは!
そうなんですか~ドラマの方も面白いのでしたら
是非レンタルビデオ店に行って見てみたいと思います。
久しぶりに夫婦で揃って見て(夫はあまりドラマ好きじゃないので)
感動したドラマでしたので・・(笑)

Posted by: shiiko | 2004.11.16 at 10:36 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27618/1971183

Listed below are links to weblogs that reference 鏡に映し出された自分・・(ドラマとシュタイナーの本より):

« 愚痴を言ってしまったけれど・・ | Main | 秋の小金井公園 »