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May 30, 2004

2004.05.30

「エリザベート」千秋楽観劇 山口トート

帝国劇場 マチネ観劇(1階G列 下手サイド S席)
エリザベート:一路真輝 トート:山口祐一郎 フランツ:鈴木綜馬
ルドルフ:浦井健治 エルマー:今拓哉 少年ルドルフ:笘篠和馬

とうとう千秋楽になってしまいました!
1幕から気合の入った舞台だったのですが、なんとまあ悲しいことに
2幕の「私が踊る時」から「マダムヴォルフのコレクション」の前まで
ずっとスピーカーの故障で、雑音が客席全体に響くというハプニングがありました。
見ているお客さんも気が散ってましたが、役者さんも
大変だったと思います。特に少年ルドルフの部屋のシーンや
精神病院のシーンは静かな音楽なので悲しかったです。

そう言えば、2年前、帝劇再演の楽でも最後のホルン?が
音を外したことがあったり、大阪楽では、山口トートがブーツを履いていなくて
裸足だったりしましたっけ・・。
エリザじゃないけれど、M!の大阪公演楽では中川晃教君が
鼻血出しながら歌ったということも・・千秋楽ってなんだか色々あったりして
語り継がれたりしちゃうのかな、なんて思いました。
残念と言えば残念だったけれど、
でも「そう言えばそんなことあったよね」なんて
後々まで思い出を共有出来る千秋楽公演になったような気がします。(ムリヤリ)

山口トートはもうとろけるような素敵さでした。
最近キスが長いなあなんて思っていたのですが、昨日も今日も長かった!
私は「甘美な死神」の山口トートが好きです。
中世ヨーロッパには死ぬ時に死神と踊るという思想があったようです。
初演エリザベート公演直後2000年10月に国立西洋美術館で行われた「死の舞踏」という展覧会に行き、
骸骨や死体たちが墓場から生き返り生きている人間と踊っている絵を沢山見たことがあります。
(ダンス・マカーブル)
その絵の死神は、山口トートみたいに美しい死神ではなかったけれど死を甘美なものと捉えるのが個人的に好きです。
小池寿子「死者たちの回廊」平凡社ライブラリー

今日は一幕最後の一路エリザにウルウルきてしまいました。
「私の人生は私のもの」この言葉がなぜか凄く胸に響いてしまいました。
ここのフランツ・トート・エリザの三重唱は凄く好きです。

二幕、スピーカートラブルは気になりましたがそれを吹き飛ばすような迫力ある舞台でした。
浦井ルドルフは美しいですね~(笑)すらっと伸びた手足と小さな顔、
シルエットが良いです。山口トートとのキスシーンも素敵。(笑)
今回のバージョンでルドルフに迫るトートの表情は怖いんですけれど
無音の中で両手を広げ、舞台奥からトトトッと走ってくる山口トート・・なんとなく
可笑しいんですけれど・・・あそこは笑うシーンではないですよね?(^^;)
でもいつも、なんとなく心の中でくすっと笑ってしまいます。
前はどんな感じだったっけなあ・・プログラムでも見てみようっと。

カーテンコールはプリンシパルの挨拶がありました。
チビルドちゃんが3人勢揃いして、一路さんの周りに立った時は
三つ子ちゃんみたいでとっても可愛らしかったです。(笑)
パクさんも来て、涙でまともな挨拶が出来なかった浦井君、嬉しそうでした。(笑)
綜馬さんが挨拶をするとき、本気で後ろからどついていた山口さん
綜馬さんに山口さんもどつかれていましたが、ろっくりばー兄弟気心知れていますね。(笑)
村井さんが一路さんのことを評して「清潔感がある女優さんで・・」と言うようなことを
いい、一路さんは思わず涙ぐんでいました。
山口さんは「24年間生きてきて1番幸せ」・・半分の年を言ってみたのでしょうか?(笑)
その後2人で舞台上を端から端まで歩き、いつもルキーニが降りてくる
客席への階段を、山口さんが降りてみたりサービス精神の溢れたカーテンコールでした。

ハプニングはあったけれど、温かいカンパニーだなあ・・と思って
見ているほうも胸が熱くなる、良い千秋楽でした。
今日は当日券50枚に、861人の方が並んだそうです。
本当に貴重な公演を見ることが出来て幸せでした。

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